【市況】東京株式(前引け)=反落、米株安受け利益確定売りも底堅い
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前週末の米株安を受けて買い手控えムードとなった。朝方は売り買いを交錯させていたが、次第に売りに押される展開となり、日経平均は一時150円あまり下押す場面もあった。ただ、その後は押し目買いで下げ渋る展開となっている。半導体関連の一角などに買いが入り全体相場を支える格好となった。今週は米国で重要経済指標の発表が相次ぐことから、これを見極めたいとの思惑もあるようだ。一方、ワクチンの普及が進み、国内の新型コロナウイルス感染者数の増加がピークアウトしていることは買い安心感につながっている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、トヨタ自動車<7203>も売りに押される展開に。日本郵船<9101>も値を下げた。ファーストリテイリング<9983>が下落、エイチ・アイ・エス<9603>も安い。東京機械製作所<6335>はストップ安に売られた。半面、東京エレクトロン<8035>が上値追い継続、キーエンス<6861>も値を上げた。ルネサスエレクトロニクス<6723>も堅調。三井ハイテック<6966>が商いを伴い値上がり率トップに買われ、大真空<6962>も値を飛ばした。フリービット<3843>も大幅高。
出所:MINKABU PRESS