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【材料】トリケミカルが反落、22年1月期業績予想を上方修正も市場予想に届かず

トリケミカル <日足> 「株探」多機能チャートより
 トリケミカル研究所<4369>が8月31日の取引終了後、22年1月期の連結業績予想について、売上高を107億円から110億円(前期比12.2%増)へ、営業利益を27億円から29億5000万円(同9.6%増)へ、純利益を34億7000万円から38億8000万円(同14.9%増)へ上方修正したが、営業利益で31億円前後を見込んでいた市場予想を下回ることから、失望売りが出ているようだ。

 上期において、引き続き最先端半導体向けを中心に半導体製造用化学化合物の需要が旺盛だったことに加えて、製品構成が計画よりも改善したことが上振れの要因としている。また、韓国関連会社の業績が想定を上回ったことで持ち分法利益が増加したことや、為替相場が想定レートに対して円安に推移したことも寄与する。

 なお、同時に発表した第2四半期累計(2~7月)決算は、売上高53億6700万円(前年同期比11.5%増)、営業利益14億5700万円(同5.8%減)、純利益18億8100万円(同4.7%増)となり、従来予想の営業利益12億2000万円を上回って着地した。

出所:MINKABU PRESS

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