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【材料】日ケミコンが大幅反発、国内有力証券が目標株価を引き上げ

日ケミコン <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本ケミコン<6997>が大幅高で3日ぶりに反発している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が20日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を2750円から3200円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。

 アルミ電解コンデンサの需要増加と生産性改善を勘案し、前提を見直したことを受けて同証券の22年3月期の営業利益予想を70億円から80億円へ、23年3月期を同90億円から100億円へ引き上げたという。現在、産機・車載を中心に高水準の受注が継続中であることに加えて、マレーシアの新型コロナ感染再拡大で業界全体の操業に制限が掛かり、足もとの需給逼迫が加速。これをうけて第1四半期売上高は同証券予想に対して上振れる一方、生産対応が追い付かず、更に原材料価格高騰もあり営業利益は予想並みにとどまったとしている。ただ今後は、マレーシア操業正常化、価格転嫁の進展、ミックス改善、事業構造改革など、下期の挽回に向けて好材料が多いと評価している。

出所:MINKABU PRESS

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