【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ファイバーG、IRジャパン、ラクス
ラクス <日足> 「株探」多機能チャートより
フクダ電子<6960>が続急伸。19日のNHKニュースで「都内で自宅療養者急増 在宅酸素吸入装置の需要高まる」と報じられ、なかで同社グループのフクダライフテック東京が取り上げられていたことから関心が高まっているようだ。報道によると、今月に入って在宅で酸素の吸入を行える「酸素濃縮装置」を求める要請が都や保健所から相次いでいるという。
■ファイバーゲート <9450> 1,511円 +81 円 (+5.7%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
ファイバーゲート<9450>は大幅反発。大和証券が19日付で、投資判断「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)へ引き上げ、目標株価を1320円から1680円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、マンションISP市場の好調の好調や、ビジネスユース事業における新規事業への期待、会計影響懸念の後退などを評価。22年6月期は、ビジネスユース事業における医療施設向けWi-Fiなど新規事業の収益貢献を見込むほか、21年6月期第4四半期に見られたコスト削減効果による収益性の向上を考慮し、営業利益予想を15億3000万円から17億7200万円へ引き上げたとしている。
■IRジャパン <6035> 11,950円 +550 円 (+4.8%) 本日終値 東証1部 上昇率9位
アイ・アールジャパンホールディングス<6035>が大幅反発。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「三井住友フィナンシャルグループ傘下のSMBC信託銀行と、アイ・アールジャパンが業務提携することが19日分かった」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、SMBC信託銀行(東京都千代田区)はIRジャパンと提携することで、IPOを狙うベンチャー企業などに対して、株式に関する事務を手掛ける証券代行業務を提供するというという。
■ラクス <3923> 3,575円 +145 円 (+4.2%) 本日終値
ラクス<3923>が大幅高で3日続伸。この日の午前中、クラウド型販売管理システム「楽楽販売」がオービックビジネスコンサルタント<4733>の財務会計システム「勘定奉行クラウド」製品とのシステム連携を開始したと発表。今回のシステム連携により、「楽楽販売」から「勘定奉行クラウド」用の仕訳データを出力することができるようになり、見積・受注管理、売上・請求管理、会計連携までを一気通貫で行うことが可能となったという。
■オークネット <3964> 1,870円 +71 円 (+4.0%) 本日終値
オークネット<3964>が急反発し年初来高値を更新した。19日の取引終了後、医療従事者の教育における産学連携として、人工知能(AI)を活用して撮影しながらリアルタイムで動画内の特定の人物以外へ顔モザイクをかけるリアルタイムモザイク「LiveMasq(ライブマスク)」を日本医療大学に導入したと発表。「LiveMasq」は、同社子会社オークネット・アイビーエスが開発した、撮影しながら特定の人物以外に顔モザイクをかけるiOSアプリ。ディープラーニングを活用した人物動画認識技術で、動画に映る複数の人物を自動トラッキングしてモザイク処理することで、個人情報を保護する。同大では、連携第1弾となるオンライン学内臨床実習教育を実施し、学生が教室にいながら臨床場面を見学、可能な限り通常の参加型に近いオンライン学内臨床実習教育を開始した。
■ツルハホールディングス <3391> 14,180円 +440 円 (+3.2%) 本日終値
ツルハホールディングス<3391>が反発。19日の取引終了後、子会社ツルハがデリバリーサービスの「Wolt」による医薬品のデリバリーサービスを開始したと発表。ツルハでは21年5月に「Wolt」と提携し、食料品をはじめとして洗剤・掃除用品、スキンケア用品などの日用品を注文から30分程度で届けるデリバリーサービスを導入したが、これに医薬品を追加する。なお、導入店舗はツルハドラッグ琴似駅東口店からスタートする。
■ジェイエイシ <2124> 1,700円 +52 円 (+3.2%) 本日終値
ジェイエイシーリクルートメント<2124>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が19日付で、投資判断を「ホールド」から「バイ」とし、目標株価を2100円から2200円へ引き上げた。同証券では、国内人材紹介市場の中長期的成長と、両面コンサルタント体制という差別化から、同社に高い利益成長ポテンシャルがあると評価。また、コンサルタント数増員を要因として、売上高予想を21年12月期234億円から240億円(前期比11%増)へ、22年12月期254億円から265億円(同10%増)へ引き上げている。
■フジクラ <5803> 594円 +13 円 (+2.2%) 本日終値
フジクラ<5803>が反発。大和証券が19日付で、投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げ、目標株価を500円から710円へ引き上げた。情報通信事業において米国の通信需要拡大を背景にOPGW(光ファイバ複合架空地線)や配電部品等が好調に推移していると見られることや、世界的な光ファイバ需要の伸長を受けて融着機の販売が好調に推移していること、更にBT(ブリティッシュ・テレコム)から受注を獲得した英国向け中心にSWR/WTCの拡販が引き続き期待できることなどを踏まえ、情報通信事業における成長ストーリーを業績予想に織り込み直し、22年3月期営業利益予想を231億円から342億円へ、23年3月期を同258億円から370億円へ引き上げた。
■タカラバイオ <4974> 3,040円 +59 円 (+2.0%) 本日終値
タカラバイオ<4974>が続伸。同社は19日、新型コロナウイルスのラムダ株などに特徴的なL452Q変異及びF490S変異を特異的に検出するリアルタイムPCR試薬の受注を開始したと発表。この試薬は、既に発売している変異検出用試薬シリーズと同様に、RNAを精製することなくダイレクトPCRが可能で、コアキット(PCR酵素ミックスと前処理試薬のセット)と組み合わせて使用。また、反応確認のための陽性コントロールも発売するとしている。
■ファーマフーズ <2929> 2,671円 +42 円 (+1.6%) 本日終値
ファーマフーズ<2929>は反発。東京証券取引所が20日売買分から、信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を解除したと発表。また、日本証券金融も20日付で貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。
株探ニュース