市場ニュース

戻る
 

【材料】電通グループが新高値更新、今期最終利益は4期ぶり最高益見通しで大幅増配を計画

電通グループ <日足> 「株探」多機能チャートより
 電通グループ<4324>が4日続伸し、約5カ月ぶりに年初来高値を更新している。11日の取引終了後に発表した21年12月期上期(1~6月)の連結最終利益(国際会計基準)は前年同期比2.3倍の361億400万円となり、これを好感する買いが入っている。

 コロナ禍からの経済回復を背景に、国内及び海外3地域すべてで大幅に業績が改善した。また、構造改革効果やコスト削減に加え、固定資産売却益を計上したことも利益を大きく押し上げた。併せて、非開示だった通期の同損益は1075億円の黒字(前期は1595億9600万円の赤字)と4期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示した。下期は本社ビルの売却益を計上する予定としている。

 業績好調に伴い、未定としていた年間配当は101円(前期は71円25銭)実施する方針としており、これも好材料視されている。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均