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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):リゾートトラ、FUJI、ファーマF

リゾートトラ <日足> 「株探」多機能チャートより
■リゾートトラスト <4681>  1,929円  +147 円 (+8.3%)  本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地」が好感された。
 リゾートトラスト <4681> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は14.9億円の黒字(前年同期は4億円の赤字)に浮上し、4-9月期(上期)計画の38億円に対する進捗率は5年平均の27.0%を上回る39.4%に達した。
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■FUJI <6134>  2,865円  +200 円 (+7.5%)  本日終値
 FUJI<6134>はカイ気配スタート。前週末6日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表し、売上高を1250億から1510億円(前期比10.9%増)へ、純利益を120億円から200億円(同16.5%増)へ引き上げた。あわせて年間配当予想を60円(中間・期末それぞれ30円)とし、従来予想の40円から20円増額しており、こうしたことが好感され買われた。通信機器関連や車載関連などさまざまな分野での旺盛な設備投資需要が見込まれ、引き続き好調に推移する見通し。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高387億6100万円(前年同期比2.5%増)、純利益64億6700万円(同30.7%増)だった。

■天馬 <7958>  2,799円  +172 円 (+6.6%)  本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は17%増益で着地」が好感された。
 天馬 <7958> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比17.0%増の9.5億円に伸び、4-9月期(上期)計画の16億円に対する進捗率は59.4%に達したものの、5年平均の64.8%を下回った。
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 同時に発表した「3.27%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の3.27%にあたる75万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月11日から22年7月29日まで。

■ミルボン <4919>  6,540円  +380 円 (+6.2%)  本日終値
 ミルボン<4919>は大幅高で3日続伸。前週末6日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を382億円から406億円(前期比13.6%増)へ、営業利益を64億2000万円から78億円(同22.0%増)へ、純利益を40億5000万円から51億円(同21.3%増)へ上方修正し、あわせて28円を予定していた期末配当予想を33円に引き上げると発表しており、これが好感された。上期において、染毛剤やヘアケア剤新製品のほか、国内で美容室に対するオンラインとリアルを組みあわせた市場活動が高い評価を受け、業績が計画以上に推移していることが要因。また、海外では中国、韓国が引き続き順調で、ロックダウンの解除により米国も大きく売り上げを伸ばしたことも寄与する。なお、年間配当予想では63円となり、前期実績に対しては7円の増配となる予定だ。同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高195億5800万円(前年同期比23.3%増)、営業利益36億5900万円(同53.2%増)、純利益24億1300万円(同66.3%増)だった。

■ファーマフーズ <2929>  2,965円  +162 円 (+5.8%)  本日終値
 ファーマフーズ<2929>が大幅反発。6日の取引終了後、明治薬品(東京都千代田区)の株式を取得し子会社化すると発表しており、これが好感された。ファーマFの研究開発力、商品開発力及び通信販売プラットフォームと明治薬品の製造、販路などの経営資源を融合させることで収益拡大を図り、グループの持続的成長と中長期的な企業価値向上の実現を図ることが狙い。議決権比率が3分の2以上となるよう、130万7000株以上の株式を8月31日付で取得する予定で、取得価額は15億円から23億円程度を見込んでいる。

■高砂香料工業 <4914>  2,891円  +153 円 (+5.6%)  本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は3.2倍増益で着地」が好感された。
 高砂香料工業 <4914> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の29.9億円に急拡大し、通期計画の53億円に対する進捗率は56.4%に達し、5年平均の31.5%も上回った。
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■DOWA <5714>  4,565円  +235 円 (+5.4%)  本日終値
 6日に決算を発表。「今期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 DOWAホールディングス <5714> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比8.4倍の282億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の500億円→660億円(前期は372億円)に32.0%上方修正し、増益率が34.4%増→77.4%増に拡大し、従来の15期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
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■山一電機 <6941>  1,748円  +89 円 (+5.4%)  本日終値
 山一電機<6941>が上値追い加速、寄り付きカイ気配で始まる人気で6日続伸となった。IC基板装置や検査用に使う半導体ソケットを手掛け、海外売上比率が約8割と高く、米アップル<AAPL>にも商品を供給するなど世界的に実績が高い。半導体設備投資需要が高まるなか収益環境に吹く追い風は強く、足もとの業績は会社側の想定を上回って推移している。前週末6日取引終了後に、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の37億円から43億円(前期比34.7%増)に増額しており、これを評価する形で投資マネーを呼び込んだ。PER11倍前後と株価指標面でも割安で、水準訂正期待が高まっている。

■ピーエス三菱 <1871>  650円  +32 円 (+5.2%)  本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.1倍増益・上期計画を超過」が好感された。
 ピーエス三菱 <1871> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の23.4億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の15.5億円に対する進捗率が151.3%とすでに上回り、さらに5年平均の31.9%も超えた。
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■参天製薬 <4536>  1,565円  +75 円 (+5.0%)  本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は14%増益で着地」が好感された。
 参天製薬 <4536> が8月6日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比14.3%増の95.5億円に伸びたが、通期計画の410億円に対する進捗率は23.3%にとどまり、5年平均の36.4%も下回った。
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■愛光電気 <9909>  2,275円  +400 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値
 愛光電気<9909>がストップ高の2275円に買われた。6日の取引終了後、MBOの一環として近藤保社長が代表を務めるAKコーポレーション(神奈川県小田原市)が、同社株に対してTOBを実施すると発表しており、TOB価格2360円にサヤ寄せする格好となった。株式を非公開化することで、短期的な収益にとらわれることなく、抜本的な事業戦略を実行するのが狙い。買付予定数は76万6424株(下限47万4920株、上限設定なし)で、買付期間は8月10日から9月28日まで。TOB成立後、愛光電気は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は、同社株式を8月6日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■ミズホメディー <4595>  2,920円  +500 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値
 ミズホメディー<4595>がストップ高。正午ごろに21年12月期の連結業績予想について、売上高を90億8300万円から113億5800万円(前期比2.7倍)へ、営業利益を30億8700万円から47億4700万円(同11.4倍)へ、最終利益を23億200万円から34億8600万円(同11.4倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を38円から60円へ引き上げたことが好感された。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「全自動遺伝子解析装置Smart Gene」の出荷再開により累計販売台数が着実に増加するなか、「スマートジーン SARS-CoV-2」の高い需要が継続していることが要因としている。なお、年間配当は110円(従来予想73円)となる予定だ。また、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)単独決算が、売上高63億5300万円(前年同期比3.8倍)、営業利益31億2400万円(前年同期1億2900万円の赤字)、最終利益22億9600万円(同9300万円の赤字)と大幅に黒字転換したことが好感された。

■藤倉コンポジット <5121>  606円  +100 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 藤倉コンポジット<5121>が後場急騰し、100円高はストップ高となる606円に買われた。きょう午後2時ごろ、22年3月期業績予想の上方修正を発表し、売上高を310億円から332億円(前期比13.4%増)へ、純利益を12億円から25億円(同2.1倍)へ引き上げたことが好感されたようだ。自動車関連の世界的な需要回復により工業用品部門が好調で、制御機器部門も半導体・液晶関連や医療関連において当初想定より好調に推移していることが業績を押し上げる。また、自社ブランド商品の販売が引き続き好調なゴルフ用カーボンシャフト部門も業績に寄与する見込み。

●ストップ高銘柄
 
 フォースタートアップス <7089>  2,310円  +400 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 グローバルウェイ <3936>  6,210円  +1,000 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 など、15銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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