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【市況】東京株式(前引け)=続伸、前場後半は急速に上げ幅を縮小

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 10日前引けの日経平均株価は前営業日比85円69銭高の2万7905円73銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億5745万株、売買代金概算は1兆3484億円。値上がり銘柄数は1524、値下がり銘柄数は547、変わらずは111銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、米国株市場が高値圏で堅調な値動きを維持していることや、個別企業の決算発表で増額修正が多いことなどを手掛かりに買い優勢となり、日経平均は一時300円超の上昇をみせる場面があった。取引時間中としては7月27日以来となる2万8000円台を回復した。しかし、国内で感染が広がる新型コロナウイルスが経済に及ぼす影響や、菅政権の支持率低下を背景とした政局への不安が上値を重くしており、前引けにかけ日経平均は急速に上げ幅を縮小した。

 個別ではトヨタ自動車<7203>がしっかり、塩野義製薬<4507>が買われた。キーエンス<6861>も上昇した。NTT<9432>が堅調、リクルートホールディングス<6098>も上値指向に。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いが優勢となっている。ローランド ディー.ジー.<6789>が急騰した。半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>が大きく売られたほか、任天堂<7974>の下げも目立つ。ダイキン工業<6367>が冴えず、東芝<6502>も安い。りらいあコミュニケーションズ<4708>、日本プラスト<7291>は急落した。

出所:MINKABU PRESS

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