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【材料】<動意株・21日>(前引け)=日鍛バ、イーグル工、NOK

日鍛バ <日足> 「株探」多機能チャートより
 日鍛バルブ<6493>=大幅高。一時7%超の上昇で337円まで買われ年初来高値を更新した。独立系の自動車用バルブ大手メーカーだが、ホンダ<7267>を主要顧客に22年3月期は営業利益段階で31億5000万円(前期実績は1800万円の黒字)と業績を大きく変貌させる見通しにある。世界的な自動車販売需要の回復が追い風となっているほか、中長期的にも電気自動車(EV)シフトの動きを横にらみにEV領域の商品開発に早くから注力している点がポイントとなる。ホンダは2030年にEVと燃料電池車(FCV)の比率を先進国全体で4割にする目標を掲げているが、同社もこの、ホンダのEV戦略と歩調を合わせ業容拡大期待が膨らんでいる。一方、株価指標面ではPERは依然として6倍台で、PBRは解散価値を約6割下回る0.4倍近辺と割安感が際立っている。

 イーグル工業<6486>=上放れる。20日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1430億円から1485億円(前期比13.8%増)へ、営業利益を64億円から81億円(同39.6%増)へ、純利益を42億円から65億円(同62.1%増)へ上方修正した。上期において為替が想定より円安で推移している影響などで、主に自動車・建設機械業界向け事業の売り上げが増加しているという。加えて、半導体業界向け事業の売り上げ増加も見込まれることから、通期予想を上方修正した。

 NOK<7240>=急反発。20日の取引終了後、22年3月期連結業績予想の上方修正を発表し、純利益を144億円から240億円(前期13億6100万円の赤字)へ大幅増額しており、物色の矛先が向かった。シール事業において自動車向けや一般産業機械向けがともに国内外で想定を上回る受注が見込まれ、電子部品事業においても自動車向け、高機能スマートフォン向けの販売が順調に推移する見通し。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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