【特集】10万円以下で買える、今期最高益＆低PER 23社 【東証1部】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

　東証1部上場企業では664社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、今期経常最高益を見込み、割安を見分ける基準となる予想PER(株価収益率)が15倍以下(東証1部の市場平均は16.00倍)の銘柄に注目した。

　下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期の経常利益が過去最高を見込む、(3)予想PERが15倍以下――を条件に投資妙味が高まる23社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは16日現在)

　なお、18日(日)16時に「10万円以下で買える、今期最高益＆低PER【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

　　　　　　　　　　 最低投資　　┌ 経常利益 ┐　　予想
コード 銘柄名　　　　　　金額　 増益率　　 今期　　 PER
<7593> ＶＴＨＤ　　　　 48600　　 91.7　　15000　　 5.6
<1429> 日本アクア　　　 54000　　　4.8　　 2003　　13.4
<7987> ナカバヤシ　　　 59200　　　2.5　　 3100　　 9.6
<4220> リケンテクノ　　 60200　　 15.0　　 6500　　10.5
<8095> アステナＨＤ　　 61600　　 37.2　　 2700　　11.7

<3861> 王子ＨＤ　　　　 64100　　 44.5　 120000　　 9.1
<3992> ニーズウェル　　 65100　　 12.8　　　580　　14.6
<3834> 朝日ネット　　　 70200　　　0.2　　 1790　　14.3
<4350> メディシス　　　 75400　　 15.0　　 4000　　12.6
<6848> 東亜ＤＫＫ　　　 80100　　　8.0　　 2060　　11.0

<4996> クミアイ化　　　 85000　　　6.9　　10600　　14.4
<7590> タカショー　　　 89300　　　3.3　　 1190　　14.5
<9078> エスライン　　　 89800　　 12.3　　 1830　　 8.5
<7599> ＩＤＯＭ　　　　 91100　　 44.2　　13900　　12.9
<3941> レンゴー　　　　 92500　　　1.9　　44000　　 7.6

<3784> ヴィンクス　　　 93500　　　1.0　　 2115　　12.7
<1824> 前田建　　　　　 94400　　　0.7　　46000　　 7.5
<2924> イフジ産業　　　 94800　　　1.0　　 1222　　 9.3
<9997> ベルーナ　　　　 94800　　　7.9　　18200　　 7.3
<2374> セントケア　　　 97700　　　8.6　　 3023　　12.6

<3467> アグレ都市　　　 98600　　　6.5　　 1211　　 6.9
<4662> フォーカス　　　 99400　　　2.1　　 1500　　14.5
<9919> 関西スーパ　　　 99600　　　0.8　　 3110　　14.8

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、増益率が％、PERが倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80％以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

株探ニュース