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【市況】日経VI:低下、株価下落も警戒感高まらず昨年1月以来の低水準

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は5日、前日比-1.00pt(低下率5.93%)の15.85ptと低下した。なお、高値は19.38pt、安値は15.25pt。先週末の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇したが、今日の東京市場は売りが優勢で、日経225先物は下落した。しかし、注目された6月の米雇用統計が先週末に発表され、FRBが量的緩和の縮小を早めるほどの内容ではないと受け止められ、米長期金利が低下したことなどから、市場では株価のボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、今日の日経VIは先週末の水準を下回って推移し、終値は昨年1月24日以来の低水準となった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《FA》

 提供:フィスコ

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