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【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、FOMCの結果受けリスク回避の売り優勢 (6月17日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  29149.34
高値  29197.68(09:05)
安値  28875.39(11:27)
大引け 29018.33(前日比 -272.68 、 -0.93% )

売買高  9億9759万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆2782億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は続落、FOMCの結果受けリスクオフの流れに
 2.テーパリング議論の前倒しと23年中の利上げ可能性を嫌気
 3.日経平均は一時400円以上下落するも後場は下げ渋る展開
 4.米長期金利の上昇を受けて、メガバンクや保険株が買われる
 5.ソフトバンクGの下値模索続く一方、トヨタは底堅さを発揮

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比265ドル安と3日続落した。FOMCの結果が発表され、23年中に2回の利上げが実施されるとの見方が示されたことで売りが優勢となった。

 東京市場では、前日の米国株市場で主要株指数が総じて軟調だったことで、売り優勢の地合いとなった。FOMCの結果を受けて警戒感が高まり日経平均株価は一時2万9000円台を下回った。

 17日の東京市場は、朝方から売り優勢の展開で始まり、寄り後に一段と下げが加速した。注目されたFOMCでは量的金融緩和の縮小に向けた動きが想定よりも早まり、23年中に2回の利上げが行われる可能性も取り沙汰されたことで、市場のセンチメントが悪化した。先物を絡め日経平均は前場早々に2万9000円台を下回り、下げ幅は一時400円を超える場面もあった。ただ、前日の米国株市場では主要株指数が後半下げ渋り、ナスダック総合指数の下げ幅はわずかにとどまるなど下値抵抗力を発揮した。東京市場でも日経平均が後場は下げ渋り、結局2万9000円台はキープして着地した。円安を背景に自動車セクターが強い動きをみせたほか、半導体関連なども後半買い戻された。また、米長期金利の上昇を受け、メガバンクや生保など大手金融株に買いが入り全体相場を支えた。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、ソニーグループ<6758>も値を下げた。コマツ<6301>、武田薬品工業<4502>が軟調となり、エムスリー<2413>、村田製作所<6981>なども売られた。フォーカスシステムズ<4662>が利益確定売りに大きく水準を切り下げ、マネーフォワード<3994>も大幅安となった。ベイカレント・コンサルティング<6532>、エス・エム・エス<2175>などの下げも目立つ。
 半面、任天堂<7974>が上昇し、レーザーテック<6920>も頑強な値動き。トヨタ自動車<7203>も底堅さを発揮した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調。エーザイ<4523>も買いが優勢だった。タムラ製作所<6768>が連日のストップ高で値上がり率トップ、トレックス・セミコンダクター<6616>、日立物流<9086>、enish<3667>などが値を飛ばした。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、エーザイ <4523> 、ファストリ <9983> 、トヨタ <7203> 、日本取引所 <8697> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約21円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、エムスリー <2413> 、中外薬 <4519> 、京セラ <6971> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約94円。

 東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)保険業、(3)銀行業、(4)倉庫運輸関連、(5)その他金融業。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)精密機器、(3)医薬品、(4)鉄鋼、(5)情報・通信業。

■個別材料株

△エスクリ <2196>
 WBSのブライダル業界特集で紹介される。
△enish <3667>
 アニメ「彼女、お借りします」初のゲームを9月配信。
△稀元素 <4082>
 排ガス触媒好調で業績回復が鮮明に。
△ファンペップ <4881> [東証M]
 機能性ペプチド「SR-0379」の第3臨床開始。
△UACJ <5741>
 SMBC日興証券が強気評価に格上げ。
△TOREX <6616>
 パワー半導体関連人気に乗り6年7ヵ月ぶりの高値圏。
△メディアL <6659> [JQ]
 東京五輪にらみ投資資金流入。
△タムラ <6768>
 酸化ガリウムパワー半導体の先駆として脚光。
△ブリッジ <7039> [東証M]
 リンクと販売パートナー契約を締結。
△平山 <7781> [JQ]
 21年6月期の期末配当予想を増額修正。

▼コーセル <6905>
 特別損失計上で21年5月期純利益は下振れ。
▼KNTCT <9726>
 上場廃止にかかる猶予期間入りを嫌気。


 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)タムラ <6768> 、(2)日立物流 <9086> 、(3)enish <3667> 、(4)TOREX <6616> 、(5)日東精 <5957> 、(6)エスクリ <2196> 、(7)APHD <3175> 、(8)ハブ <3030> 、(9)ブラス <2424> 、(10)ぴあ <4337> 。
 値下がり率上位10傑は(1)フォーカス <4662> 、(2)マネフォ <3994> 、(3)ヒトコムHD <4433> 、(4)ラクスル <4384> 、(5)ベイカレント <6532> 、(6)エムアップ <3661> 、(7)エスエムエス <2175> 、(8)コマツ <6301> 、(9)マネックスG <8698> 、(10)Hamee <3134> 。

【大引け】

 日経平均は前日比272.68円(0.93%)安の2万9018.33円。TOPIXは前日比12.29(0.62%)安の1963.57。出来高は概算で9億9759万株。東証1部の値上がり銘柄数は673、値下がり銘柄数は1409となった。日経ジャスダック平均は3974.19円(3.96円高)。

[2021年6月17日]


株探ニュース

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