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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):トヨタ、ウイルテック、enish

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
■トヨタ自動車 <7203>  10,230円  +55 円 (+0.5%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>など自動車株が頑強な値動き。注目されたFOMCでFRBの金融緩和政策の正常化がマーケットのコンセンサスよりも早まるとの見方が強まり、米長期金利が急上昇、これを背景に外国為替市場では各国通貨に対してドルが買われる展開となった。ドル・円相場は1ドル=110円台後半まで一気に円安方向に振れており、これを背景に、輸出セクターのなかでも特に為替感応度の高い自動車株は輸出採算改善期待から買いを誘導する格好となっている。トヨタ、ホンダ、日産自いずれも22年3月期の想定為替レートは1ドル=105円で設定されており、実勢はそこから6円近い円安となっていることで業績予想上振れの思惑を呼んでいる。

■イオンディライト <9787>  3,480円  +15 円 (+0.4%)  本日終値
 イオンディライト<9787>は小幅高で4日続伸。きょう午前11時ごろ、コカ・コーラボトラーズジャパン(東京都港区)とSDGs(持続可能な開発目標)など多岐にわたる分野で連携し、協働で新たな価値創造に向けた取り組みを開始すると発表しており、今後の展開が期待されているようだ。両社の商品やサービスの提供拡大、自動販売機を活用した新たな価値創造に取り組むほか、再生可能エネルギーの活用促進やリサイクルペットボトルの採用拡大といったSDGs達成に向けた取り組みも行っていく。

■コーセル <6905>  1,114円  -45 円 (-3.9%)  本日終値
 コーセル<6905>は6日ぶりに反落。16日の取引終了後、21年5月期の連結業績予想について、純利益を17億円から10億7700万円(前の期比3.6倍)へ下方修正しており、これが嫌気されたようだ。スウェーデン子会社の固定資産の一部で減損損失を認識し、10億9700万円の特別損失を計上することが要因。一方、新型コロナウイルス感染拡大を見越した先行発注による売り上げ増加や経費節減により、売上高は260億円から270億2000万円(同13.2%増)へ、営業利益は24億2000万円から30億2000万円(同81.1%増)へ上振れる見込み。

■日経レバ <1570>  16,010円  -320 円 (-2.0%)  本日終値
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が続落。今週に入って約1カ月ぶりに75日移動平均線を上回ったが、きょうはマドを開けて売られ、再びこの同移動平均線を下回る不安定な動きとなっている。日経レバは日経平均株価に連動するETFで価格変動率は日経平均の2倍に基本設定されている。ボラティリティが高く、全体相場が上下に大きく振れる局面では個人投資家をはじめとした短期資金の売買が活発化する傾向がある。きょうは、全体相場が先物を絡め想定よりも押しが深くなり、必然的に日経レバに対する関心も高まった。売買代金は全上場企業の中で断トツとなったソフトバンクグループ<9984>を更に上回る水準をこなしている。

■KNTCT <9726>  1,366円  -20 円 (-1.4%)  本日終値
 KNT-CTホールディングス<9726>が5日続落。東京証券取引所は16日、同社株が上場廃止にかかる猶予期間に入ったと発表したことが嫌気された。同社が21年3月期で債務超過状態となったことが確認されたため。猶予期間は21年4月1日から23年3月31日まで。新型コロナウイルスの影響に起因するため、猶予期間は2年間としている。

■ソフトバンクグループ <9984>  7,897円  -112 円 (-1.4%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が3日続落。5月にMSCIの指数イベントに絡み急落したが、その後もジリ安の展開を強いられている。きょうは日経平均が先物主導で売り込まれており、日経平均寄与度の高い同社株は売り圧力に晒されている。また、同社が外資系金融機関から借り入れが急増しているとの報道もあり、これも株価の不安定要因となっているもようだ。株価はフシ目の8000円大台を割り込んだが、同社株が終値ベースで7000円台をつけたのは今年1月初旬までさかのぼる。PERは3倍と超割安圏にあるが、市場では「ビジネスモデル的に株価指標は下値を支えるストッパーとはならない」(国内証券ストラテジスト)としている。

■ウイルテック <7087>  1,310円  +263 円 (+25.1%) 一時ストップ高   本日終値
 ウイルテック<7087>は一時ストップ高。きょう昼ごろ、25年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表。なかで、25年3月期に売上高600億円(21年3月期実績252億7700万円)とする業績目標を掲げており、これを好感した買いが入ったようだ。配当性向については30%を目安にするとされており、同社では財務の健全性をベースに成長性と資本効率を重視するとともに安定した株主還元を実施し企業価値向上を目指すとしている。

■enish <3667>  586円  +62 円 (+11.8%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 enish<3667>が急伸し年初来高値を更新した。きょう午前に、アニメ「彼女、お借りします」初のゲームアプリ「彼女、お借りしますヒロインオールスターズ」の制作を決定したと発表。配信開始は9月を予定しており、これを好感する買いが入った。「彼女、お借りします」はコミック累計800万部を突破し、アニメ2期制作も決定した人気作で、アプリ配信による業績への寄与が期待されているようだ。

■平山ホールディングス <7781>  1,487円  +135 円 (+10.0%)  本日終値
 平山<7781>は急騰。16日の取引終了後、21年6月期の期末一括配当を従来計画の30円から38円(前期は30円)に増額修正すると発表しており、これが好材料視された。同社はインサイダー取引規制への抵触を回避する観点から、6月末まで実施予定だった自社株買いを16日に終了すると発表。1株も取得せずに終了したことから、取得価額総額の一部を原資として特別配当を実施するという。権利付き最終日を28日に控え、配当取りを狙う買いなどが入っているようだ。

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