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【市況】東京株式(前引け)=反発、半導体関連など買われ切り返す

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 10日前引けの日経平均株価は前営業日比121円90銭高の2万8982円70銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は5億1074万株、売買代金概算は1兆1807億円。値上がり銘柄数は980、対して値下がり銘柄数は1076、変わらずは130銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は寄り付きこそ売りが先行し日経平均は安く始まったが、その後は押し目買いが活発化しプラス圏に浮上。前場終盤にかけてじりじりと下値を切り上げる展開となった。前日の米国株市場では主要株指数が揃ってマイナス圏で引けたものの、途中ナスダック総合指数が上値指向を強めるなどハイテク株に買いが目立ち、東京市場でもその流れを引き継ぎ半導体関連などが切り返しに転じた。米10年債利回りの低下がマーケット心理を強気に傾けている。ただ、きょう発表予定の5月の米消費者物価指数の結果を見極めたいとの思惑もあり、2万9000円台近辺では上値も重くなった。

 個別ではレーザーテック<6920>がようやく反発に転じ、東京エレクトロン<8035>も買いが優勢だった。ソニーグループ<6758>も堅調。日本郵船<9101>が高く、テルモ<4543>も上昇した。コーナン商事<7516>が値を飛ばし、アセンテック<3565>、フィックスターズ<3687>なども大幅高。半面、エーザイ<4523>が大きく利食われ急反落、ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。日本航空<9201> 、ANAホールディングス<9202>も上昇一服となった。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>、ペッパーフードサービス<3053>なども安い。

出所:MINKABU PRESS

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