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【市況】東京株式(前引け)=続落、半導体関連など売られる

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前営業日比95円27銭安の2万8868円29銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は4億9293万株、売買代金概算は1兆1703億円。値上がり銘柄数は1191、対して値下がり銘柄数は877、変わらずは123銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、売りに押される展開で日経平均は続落となった。前日に米国株市場でNYダウが小幅続落する一方、ナスダック総合指数は3日続伸と強さを発揮したが、半導体関連株などに売りが目立った。東京市場でもその地合いを引き継ぎ半導体セクターの銘柄が売られ、全体相場の軟調地合いを助長する形となった。ワクチン普及期待から内需系の銘柄には買いが入り、後半は下げ渋った。中小型株は買われるものが多く、値上がり銘柄数が値下がり数を上回った。

 個別ではレーザーテック<6920>が連日で断トツの売買代金をこなす状況にあるが、株価はきょうも6%近い大幅安。つれて東京エレクトロン<8035>も大きく値を下げた。任天堂<7974>が売られ、ダイキン工業<6367>も安い。ペッパーフードサービス<3053>が急反落、日本電波工業<6779>も大きく利食われた。半面、ソフトバンクグループ<9984>が小幅ながらプラス圏で着地、日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>など空運株も揃って上昇した。JR東日本<9020>が高く、すかいらーくホールディングス<3197>も大きく値を上げた。ツナググループ・ホールディングス<6551>は値上がり率トップに買われ、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>も値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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