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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):エーザイ、シスメックス、マネフォ

エーザイ <日足> 「株探」多機能チャートより
■エーザイ <4523>  9,251円  +1,500 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 エーザイ<4523>がストップ高で4連騰。同社は米国の独立系バイオ企業大手バイオジェン<BIIB>とアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」の共同開発を進めているが、米食品医薬品局(FDA)は7日、同治療薬についての承認申請を認めることを発表した。認知機能の低下を長期にわたり抑制する進行抑制型の機能を持つ医薬品として世界初の承認となり、株価に強烈なインパクトを与えている。アデュカヌマブはバイオジェンが昨年7月にFDAに承認申請を行っていた。また、国内でもエーザイが昨年12月に厚生労働省に承認申請している。前日の米国株市場では、FDAの承認取得を受けてバイオジェンの株価は一時60%を超える急騰をみせた。

■大真空 <6962>  4,115円  +455 円 (+12.4%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 大真空<6962>が続急騰し年初来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が7日付で、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」とし、目標株価を2500円から4500円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、水晶デバイス高付加価値品の拡販に伴う業績成長を見込んでおり、需給が逼迫するなか、プロダクトミックス改善や価格条件好転が進展し、本格的な成長局面が到来すると予想。スマートフォン、民生機器における高付加価値品の需要増加や車載の需要拡大をプラス要素として織り込み、22年3月期の営業利益予想を27億円から36億円へ、23年3月期を同39億円から45億円へ引き上げている。

■シスメックス <6869>  11,840円  +1,065 円 (+9.9%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 シスメックス<6869>がマドを開けて急騰。塩野義製薬<4507>が7日の取引終了後、シスメックスと共同開発したアトピー性皮膚炎向け検査キット「HISCL TARC試薬」について、新型コロナウイルス陽性患者の重症化リスクの判定補助を使用目的とする適応追加の承認を7日付で取得したと発表しており、これが材料視されたようだ。同検査キットは、ケモカインの一種であるTARCを簡便に測定することが可能なキットで、既にアトピー性皮膚炎の重症度評価の補助に使用されている。塩野義によると、国立国際医療研究センターが実施した臨床研究では、新型コロナによって重症化する患者は発症初期から血清中のTARC値が低値を示すことが確認されており、1回の測定で重症化を早期から予測できる分子マーカーとしてTARCの有用性が示されているという。

■マネーフォワード <3994>  6,380円  +490 円 (+8.3%)  本日終値
 マネーフォワード<3994>が続急伸し上場来高値を更新。7日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、6月14日付で東証マザーズから東証1部へ市場変更されることになったと発表しており、TOPIX連動ファンドなどによる買い需要発生を先取りする形で買われた。同社は、クラウド業務ソフト「マネーフォワード クラウド」や、個人向け家計簿アプリ「マネーフォワードME」などを展開している。21年11月期連結業績予想は、売上高147億5000万~157億5000万円(前期比30.3~39.2%増)、経常損益12億6100万円の赤字~8億6100万円の赤字(前期25億3800万円の赤字)を見込む。

■オンワード <8016>  360円  +24 円 (+7.1%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 オンワードホールディングス<8016>が大幅高で6日続伸し、連日の年初来高値更新となった。7日の取引終了後に発表した5月度の売上概況で既存店売上高が前年同月比25.5%増となったことが好感された。月前半は政府の緊急事態宣言の延長や対象地域の拡大などの影響を大きく受けたものの、月の中盤から衣料品の販売を再開する商業施設が増加したことなどにより、大幅に回復に向かったという。アイテム別では、23区を中心にリネン素材のブラウスなどの初夏・夏物衣料や、バレエの発表会向けのバレエ衣装などの販売が好調に推移した。なお、全店売上高は同14.6%増だった。

■ビジョン <9416>  1,240円  +74 円 (+6.4%)  本日終値
 ビジョン<9416>が反発。同社は旅行者向けWi-Fiルーターレンタル事業などを手掛けていることから、アフターコロナを見込んだ買いが流入しているもよう。また、前日7日にはマーケターとカスタマーセンター業務代行のサブスクリプション型サービス「CloudDesk」の提供を開始したと発表していることも手掛かり材料となっているようだ。「CloudDesk」は、多くの中小企業が抱えるWEB経由の売り上げアップ、マーケター人材難による分析~改善サイクル実行(現状分析・課題発見・解決方法策定・プランニング・クリエイティブ作成・施策実施・効果検証など)といった課題に、ワンストップの代行業務で応えるもの。加えて、受電やチャットボット活用などによるカスタマー対応業務もあわせて行い、デジタル化のトータルサポートを企業の事情にあわせて行う完全カスタマイズサービスとなっている。

■メドレー <4480>  4,725円  +270 円 (+6.1%)  本日終値
 メドレー<4480>が大幅続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「政府は新型コロナウイルス対応の特例として容認している初診からのオンライン診療を恒久化する方針だ」と報じられており、オンライン診療関連銘柄の一角として思惑的な買いが入ったようだ。記事によると、過去に受診歴がある「かかりつけ医」を原則とし、それ以外の場合は事前の対話や健康診断結果の把握などを条件とする。現在、初診からのオンライン診療は新型コロナウイルス感染拡大に伴う特例的な措置として認められているが、恒久化により利用が拡大すると期待されている。日本最大級のオンライン診療システム「CLINICSオンライン診療」を手掛ける同社のほか、メディカル・データ・ビジョン<3902>、ポート<7047>などにも物色人気が波及している。

■JCRファーマ <4552>  3,360円  +160 円 (+5.0%)  本日終値
 JCRファーマ<4552>が大幅高で6日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が7日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を4400円から5200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。ハンター症候群治療薬イズカーゴ(JR-141)の売り上げ貢献に加え、アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン原液(AZD1222原液)の国内における製造に伴う収益が売り上げ及び営業利益を押し上げると予想している。

■ビジョナル <4194>  6,900円  +310 円 (+4.7%)  本日終値
 ビジョナル<4194>が大幅高。7日の取引終了後、21年7月期第3四半期累計(20年8月~21年4月)の決算を発表し、営業利益が31億1200万円と通期計画(9億6000万円)を大幅に超過して着地したことが好感されたようだ。プロフェッショナル人材領域の底堅い人材需要を背景に、主力のビズリーチ事業が伸びたことが業績を牽引した。なお、通期の業績予想については、第4四半期において今後の事業成長に必要な広告宣伝、プロダクト開発、採用活動などの先行投資を行うことから、売上高267億円(前期比3.2%増)、営業利益9億6000万円(同56.1%減)の見通しを据え置いた。

■SREホールディングス <2980>  5,860円  +210 円 (+3.7%)  本日終値
 SREホールディングス<2980>が続伸。7日の取引終了後、経済産業省と東京証券取引所が毎年公表を行っている「デジタルトランスフォーメーション(DX)銘柄2021」、及びDX銘柄選定企業の中からデジタル時代を先導する企業として「DXグランプリ2021」に選定されたと発表しており、これを好感した買いが入ったようだ。同社では、不動産事業を手掛けながら知見・データを蓄積し、不動産や金融業界などへAIソリューション・ツールを提供するユニークなビジネスモデルを構築してきたとしており、今後も不動産テック事業を内包したSaaSプロバイダーとして、多様な業界のDXや事業拡大を推進し、産業の活性化に貢献していくという。

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