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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ソフトバンクG、エンビプロ、クルーズ

SBG <日足> 「株探」多機能チャートより
■グレイステクノロジー <6541>  1,918円  -120 円 (-5.9%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 グレイステクノロジー<6541>は急反落。岩井コスモ証券が18日付で、投資判断を「A」から「B+」とし、目標株価を4000円から2200円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。22年3月期は、人材獲得などの先行投資費用が膨らむことで、営業利益は前期比3%増にとどまる見通し。マニュアルのデジタル化に取り組む産業機械メーカーからのアウトソーシング需要を取り込むことによる中期的な成長期待の継続が株価の上昇材料となるとしつつ、今期の増益期待が低下したことなどが短期的に株価の上値を抑える可能性があると指摘している。

■ソフトバンクグループ <9984>  8,470円  -177 円 (-2.1%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が反落。前日は日経平均が先物主導で大きく水準を切り上げるなか、指数寄与度の高い値がさ株として200円あまりの上昇をみせ、売買代金は東証1部で断トツとなった。しかし上値の重さも拭えず、きょうは戻り売りニーズの強さを改めて株価に反映させる形を強いられている。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が続落したが、米ハイテク株への投資を活発化させている同社株にはここ最近のナスダック市場の軟調な動きがネガティブ材料として働いている。

■TBグループ <6775>  214円  +50 円 (+30.5%) ストップ高   本日終値
 TBグループ<6775>が後場急騰。この日、高性能クリーンエアシステムを搭載した宿泊用カプセルボックス「まゆ玉クリーン」を阪神電気鉄道(大阪市福島区)から受注したと発表しており、これが好感された。「まゆ玉クリーン」は今年2月に販売を開始しており、今回が初の受注となる。納入時期は6月の予定で、鉄道電気施設の保守係員の詰め所2カ所に計30床設置するとしている。

■エンビプロ <5698>  1,105円  +105 円 (+10.5%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 エンビプロ・ホールディングス<5698>は続急騰。建築廃材や配車などから集めた金属スクラップを選別して加工販売することを主力事業としている。資源リサイクルは取り扱い件数の増加や利益率改善で収益を押し上げ、前週末14日に発表した21年6月期第3四半期(20年7月~21年3月)決算は営業利益が前年同期比40%増の12億5000万円と急増した。21年6月期通期では前期比2.4倍の19億1800万円を予想している。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景に、成長分野としてリチウムイオン2次電池のリサイクル関連事業に注力しており、同事業を手掛ける連結子会社の減損損失計上及び第三者割当増資を引き受けるなど、将来に向けた戦略的な布石にも余念がない。

■クルーズ <2138>  2,276円  +191 円 (+9.2%)  本日終値
 クルーズ<2138>は大幅続伸。18日の取引終了後、100%子会社Studio Zが、テレビアニメ「SHAMAN KING(シャーマンキング)」を題材とした初のスマートフォン向けアプリゲーム「SHAMAN KING ふんばりクロニクル」を21年内にリリースすると発表しており、これが好感された。アニメ「SHAMAN KING」は、武井宏之氏によるシリーズ累計3800万部突破の大人気コミックス「SHAMAN KING」を原作とし、今年4月からテレビ東京系で放送中の完全新作テレビアニメ。同アニメの初のスマホゲームとなる「SHAMAN KING ふんばりクロニクル」は、「SHAMAN KING」の世界観を忠実に再現したハイクオリティ3Dグラフィックのバトルや、新感覚の「Mangatic(マンガチック)モード」でストーリーの追体験ができる機能を搭載。昔からのファンはもちろん、初めて「SHAMAN KING」に触れる人でもその世界に没入できる作品になっているという。なお、事前登録開始は7月を予定している。

■アールシーコア <7837>  844円  +58 円 (+7.4%)  本日終値
 アールシーコア<7837>は大幅高で5日続伸し年初来高値を更新した。18日の取引終了後に発表した22年3月期連結業績予想で、売上高165億円(前期比4.5%増)、営業利益3億円(同黒字転換)、最終利益2億円(同)と黒字転換を見込み、年間配当予想を前期比15円増の35円としていることが好感された。生活様式や価値観の多様化が進むことで、移住や住み替えなどの需要が増加しているほか、梺(ふもと)暮らしへの共感が広がっていることをビジネスチャンスととらえていることに加えて、大規模改修を機に改称した旗艦店「BESS MAGAMA」の営業再開が寄与する。なお、21年3月期決算は、売上高157億9000万円(前の期比10.4%減)、営業損益2億5200万円の赤字(前の期7000万円の黒字)、最終損益5億3400万円の赤字(同2300万円の黒字)だった。

■ハークスレイ <7561>  963円  +63 円 (+7.0%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ハークスレイ<7561>が大幅反発し年初来高値を更新。18日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好材料視された。投資単位当たりの金額を引き下げ株式の流動性を高めることで、より投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目的としているという。

■ジェイリース <7187>  1,151円  +60 円 (+5.5%)  本日終値
 ジェイリース<7187>は4連騰。家賃の債務保証ビジネスを展開するが、大都市圏で新契約数を伸ばし収益成長が続いている。19日取引終了後、高松エステート(東京都千代田区)と業務提携し、保証サービスのワンストップ提供を開始することを発表した。株価は10日に発表された好決算を受けて、前日までの5営業日で30%以上も水準を切り上げていたが、提携による今後の業容拡大を見込み、目先利益確定の売りを吸収している。

■Eストアー <4304>  1,966円  +102 円 (+5.5%)  本日終値
 Eストアー<4304>が続急伸。18日の取引終了後、上限を24万株(発行済み株数の4.79%)、または6億円とする自社株を25日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNET-3)で取得すると発表しており、これが好材料視された。

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