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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オイシックス、アンジェス、マザーズ指数

オイシックス <日足> 「株探」多機能チャートより
■オイシックス・ラ・大地 <3182>  3,320円  +190 円 (+6.1%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 オイシックス・ラ・大地<3182>が全体急落相場に逆行し大幅高。今年1月6日につけた年初来高値3445円の更新も視界に捉えている。青果物のネット通販を手掛け、コロナ禍での内食需要を取り込んでいる。また、M&Aや資本提携戦略にも積極的で業績成長トレンドが続いている。21年3月期営業利益は前の期比3倍の74億6500万円と急拡大したが、その反動もあって22年3月期は50億円と前期比3割強の減少を見込んでいる。しかし、トップラインについては今期も5%増収の1050億円を見込んでおり、業容拡大効果が継続する見通し。株式需給面では5月に入ってから外資系証券経由の空売り残が急増傾向にあり、その買い戻しが株価に浮揚力を与えているとみられる。 

■荏原実業 <6328>  5,860円  +330 円 (+6.0%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 荏原実業<6328>が大幅続伸し年初来高値を更新した。18日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。

■アンジェス <4563>  1,025円  +52 円 (+5.3%)  本日終値
 アンジェス<4563>が大幅続伸。今朝のNHKニュースで「国内でのワクチン開発や生産体制の強化に向け、政府は、来月初めに長期戦略を閣議決定する方針だ」と報じられたことを受けて、新型コロナウイルスのワクチンを開発する同社に思惑的な買いが入ったようだ。なお、同社の新型コロナワクチンはの進捗状況は、5月10日発表の決算時に第2/3相臨床試験を実施中で、3月に500症例の接種を完了したとしている。

■BEENOS <3328>  3,415円  +140 円 (+4.3%)  本日終値
 BEENOS<3328>が続伸。午後1時ごろ、越境ECをサポートする代理購入サービス「Buyee(バイイー)」を運営する子会社tensoが、書道用品を専門に取り扱うショッピングサイト「書道用具専門店 西本皆文堂」の海外向け販売をサポートすることになったと発表しており、これが好材料視された。西本皆文堂は、筆・墨・硯・紙をはじめ、額・掛け軸の表装など書道に関連する商品全般を取り扱う専門店。近年、海外ユーザーからのアクセスや問い合わせが増加傾向にあり、サイトの優れたUIや世界観を維持したまま海外のユーザーがオンラインショッピングを楽しめるよう、tensoがサポートするとしている。

■マネーフォワード <3994>  5,030円  +135 円 (+2.8%)  本日終値
 日経平均株価は一時500円を超える下げで2万8000円台を割り込むなど、乱調な展開が続いているが、東証マザーズ市場は朝方安く始まるもその後は買い優勢の展開となり、マザーズ指数は前日に続きプラス圏推移となっている。5月に入ってからの急激な下げで、一部の個人投資家に追い証が発生するなどマザーズ市場の軟調ぶりも警戒されていたが、目先底入れムードも出始めている。時価総額上位の銘柄ではマネーフォワード<3994>、弁護士ドットコム<6027>、Appier Group<4180>、アンジェス<4563>、メドレー<4480>などが買われている。ただ戻り売り圧力も強く、個別株の上値も重い展開をみせているものが多い。

■DIT <3916>  2,010円  +44 円 (+2.2%)  本日終値
 デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>が続伸。この日、アドバンスト・メディア<3773>が開発・販売する音声認識議事録作成プラットフォーム「AmiVoice スーパーミーティングメモ」の販売代理店契約を締結し、販売を開始したと発表しており、これが好材料視された。「AmiVoice スーパーミーティングメモ」は、会議や打ち合わせの発言を音声認識で即時にテキスト化することで議事録作成の業務負担を軽減し、効率化を図るクラウド型議事録作成プラットフォームサービス。DITでは、既存顧客を中心に3年間で30件の販売を計画しており、業績への貢献が期待されている。

■セイコーHD <8050>  2,152円  +35 円 (+1.7%)  本日終値
 セイコーホールディングス<8050>は4日続伸。野村証券は18日、同社株の目標株価を3800円から4100円に引き上げた。レーティングの「バイ」は継続した。海外市場で高級ウォッチが好調なことを評価している。22年3月期は前年のロックダウンからの回復が4~6月期にあることやグローバルブランド拡販による製品ミックス良化により、ウォッチ事業の営業利益はコロナ前の水準に回復すると予想。今期の連結営業利益は前期比4.1倍の90億円と会社計画(55億円)を大幅に上回るとみている。23年3月期も海外市場での中・高価格帯ウォッチの販売拡大が継続し同利益は130億円になると見込んでいる。

■ユナイテッドアローズ <7606>  1,894円  +24 円 (+1.3%)  本日終値
 ユナイテッドアローズ<7606>が4日続伸。SMBC日興証券は18日、同社株の目標株価を1800円から1900円に引き上げた。投資評価の「2」は継続した。業績のビジビリティ(視認性)が従来に比べ増したことを評価している。在庫適正化は進み、粗利率の変動は限定的となったとみている。都心立地でビジネスやフォーマルウェアを得意としているため、他のアパレルよりもコロナ前水準への道のりは険しいが、ロイヤル客とブランド認知やイメージの高さは強み。今後は収益力の最大の源泉である売り上げの回復の効果を待ちたいとしている。

■三菱UFJ <8306>  634.4円  +7.8 円 (+1.2%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が5日続伸。前日の米国株市場では4月の米住宅着工件数が市場予想を下回ったことで景気回復期待が後退し、NYダウなど主要株指数が揃って下落した。同経済指標を背景として米10年債利回りも1.63%台に低下しており、ゴールドマン・サックス、JPモルガンなど大手金融株が軒並み売りに押される展開となった。東京市場でもその影響が波及する格好となっているが、同社株は直近発表された好決算などを材料に直近上げ足を強めており、株価指標面でも0.5倍弱のPBRや4%を超える高配当利回りが買いの根拠となっている。

■ガンホー <3765>  2,040円  +17 円 (+0.8%)  本日終値
 ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>がしっかり。正午ごろ、スマートフォン向けMMORPG「ラグナロクオリジン」の国内におけるサービス提供を6月28日に開始すると発表しており、これが好感された。「ラグナロクオリジン」は、MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)の有名タイトル「ラグナロクオンライン」(通称「RO」)のDNAを継承したシリーズ最新作。「RO」の特徴であるポップなキャラクターと、職業・ステータス・スキル・装備の各要素を組み合わせて自分だけのスタイルで戦う「圧倒的な自由度」は健在で、既存の世界設定をベースとしながらも新たな解釈を加えたストーリーが展開され、シリーズのファンはもちろん、これまで「RO」を知らなかった人にも楽しめる作品になっているという。

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