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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ノーリツ、ジーエヌアイ、ブリヂストン (17日大引け後 発表分)

ノーリツ <日足> 「株探」多機能チャートより

 17日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ノーリツ <5943>   ★今期経常を一転22%増益に上方修正、配当も19円増額
 ◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の55億円→72億円(前期は59.2億円)に30.9%上方修正し、一転して21.5%増益見通しとなった。取替需要の増加や高付加価値商品の販売拡大で国内事業の収益が伸びることが寄与。海外事業で中国や北米の業績が回復することも上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の64円→83円(前期は35円)に増額修正した。

 ITbook <1447> [東証M]  ★今期経常は91%増で3期連続最高益更新へ
 ◆21年3月期の連結経常損益は前の期比40.0%増の1億9600万円に伸び、従来の2200万円の赤字予想から一転して黒字で着地。続く22年3月期の同利益は前期比90.8%増の3億7400万円と3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期上振れはコンサルティング事業の受注増加や経費削減に加え、為替差益を計上したことが要因。今期はコンサルティング事業やシステム開発事業でDX推進サポート案件の獲得を伸ばすほか、アパレルやECモールなど新規事業の早期収益化を目指す。

 ジーエヌアイ <2160> [東証M]  ★1-3月期(1Q)税引き前は73%増益で着地
 ◆21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比73.3%増の6.7億円に拡大して着地。中国で主力の特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」が引き続き好調だったほか、米国で医療機器の販売が伸びたことも大幅増益に貢献した。
  第1四半期実績だけで、通期計画の11.8億円に対する進捗率は57.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 ブリヂストン <5108>   ★1-3月期(1Q)税引き前は2.2倍増益で着地
 ◆21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比2.2倍の815億円に急拡大して着地。世界的にタイヤ需要が回復するなか、トラック・バス用タイヤを中心に販売が伸びたことが寄与。販売構成の良化や原価低減なども大幅増益につながった。

 日ダイナミク <4783> [JQ]  ★今期経常は73%増益へ
 ◆21年3月期の連結経常利益は前の期比59.3%減の3.8億円に落ち込んだものの、続く22年3月期は前期比72.7%増の6.7億円にV字回復する見通しとなった。今期はIT関連事業で顧客のDX投資継続やテレワーク浸透を背景に、保守・運用業務のアウトソーシングが増加するほか、パーキングシステム事業における大型受注も寄与し、9.3%の増収を見込む。

 TOREX <6616>   ★今期経常は66%増で4期ぶり最高益、4円増配へ
 ◆21年3月期の連結経常利益は前の期比78.4%増の12億円に伸びて着地。続く22年3月期も前期比65.8%増の20億円に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は旺盛な半導体需要を背景に、前期後半からの製品需要の回復基調が継続し、9.6%の増収を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比4円増の40円に増配する方針とした。

 ティラド <7236>   ★前期経常が上振れ着地・今期は3.2倍増益、2期ぶり復配へ
 ◆21年3月期の連結経常利益は前の期比46.6%減の15.4億円に落ち込んだが、従来予想の13億円を上回って着地。続く22年3月期は前期比3.2倍の50億円に急拡大する見通しとなった。前期上振れは海外子会社からの受取ロイヤリティが想定を上回ったこと、操業度の改善による原価低減などが要因。今期は前期にコロナ影響で不振だった米国やアジアを中心に全地域で販売が回復し、19.3%の大幅増収を見込む。
  併せて、今期の年間配当は90円で、2期ぶりに復配する方針とした。

 佐鳥電機 <7420>   ★今期最終を一転黒字に上方修正、配当も6円増額
 ◆21年5月期の連結最終損益を従来予想の2000万円の赤字→4億円の黒字(前期は5200万円の黒字)に上方修正し、7.7倍増益見通しとなった。車載用・通信モジュール用半導体の販売が想定より伸びることに加え、利益率が改善することが上振れの要因となる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の24円→30円(前期は38円)に増額修正した。

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