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【材料】ビーロット---1Qは2ケタ増収・大幅な増益、不動産コンサルティング事業が業績を牽引

ビーロット <日足> 「株探」多機能チャートより

ビーロット<3452>は14日、2021年12月期第1四半期(21年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比27.7%増の23.19億円、営業利益が同355.5%増の4.95億円、経常利益が4.02億円(前年同期は1.14億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が2.58億円(同1.34億円の損失)となった。

不動産投資開発事業の売上高は前年同期比60.6%増の12.79億円、セグメント利益は1.33億円(前年同期は0.63億円の損失)となった。売却件数は4件(前年同期2件)となり、堅調に推移している中小型物件を中心に売却を進めた。一方、取得した物件数は12物件(同10件)となり、住宅系不動産等で賃料収入が生じる物件を中心に全国各地で厳選した仕入を進めた。また、当第1四半期末における在庫数は41件(同37件)となっている。なお、物件数には連結子会社が保有する販売用不動産を含めていないが、カプセルホテル1件、開発用地1件を在庫として保有している。

不動産コンサルティング事業の売上高は前年同期比27.4%増の7.11億円、セグメント利益は同42.6%増の4.78億円となった。関東圏を中心に案件を重ね、成約件数は15件(前年同期4件)となった。堅調な不動産市況を反映し、不動産仲介や業務受託案件の引き合いが多く、売上・利益ともに前年同期を上回った。

不動産マネジメント事業の売上高は前年同期比32.3%減の3.34億円、セグメント利益は同5.5%減の1.34億円となった。クライアントの所有不動産の管理運営受託件数が102件(前年同期96件)に増加した。管理運営受託件数は着実に伸長しているものの、新型コロナウイルス感染症の影響によって、宿泊施設の賃料収入減などが生じ、売上・利益ともに前年同期を下回った。

2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比18.1%減の217.00億円、営業利益が同18.0%増の20.30億円、経常利益が同27.7%増の13.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同152.4%増の8.70億円とする期初計画を据え置いている。

《EY》

 提供:フィスコ

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