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【市況】東京株式(前引け)=続落、朝高後に売られる

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 12日前引けの日経平均株価は前営業日比169円07銭安の2万8439円52銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は7億188万株、売買代金概算は1兆5261億9000万円。値上がり銘柄数は687、対して値下がり銘柄数は1407、変わらずは94銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は日経平均が170円弱の下げとなった。前日に900円あまりの急落をみせた反動もあって、寄り付きは買い戻しが優勢となりプラス圏でのスタートとなったが、その後急速に値を消しマイナス圏に沈んだ。前日の米国株市場では景気敏感株にも売りが波及しNYダウが500ドル近い下げをみせたことでリスク回避の売りが続いた。米国では新型コロナワクチンの普及を背景とした景気回復への期待と同時にインフレ圧力も意識されており、長期金利上昇に対する思惑が投資家心理に影響を与えている。東京市場でもこの流れを引き継ぐ形で、買いが手控えられる状況にある。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、東京エレクトロン<8035>も売りに押された。トヨタ自動車<7203>も冴えない。伊藤忠商事<8001>、三菱商事<8058>など総合商社が値を下げ、日本郵船<9101>も軟調。エー・アンド・デイ<7745>が急落、三井E&Sホールディングス<7003>も大幅安。半面、ファーストリテイリング<9983>上昇、キーエンス<6861>もしっかり。エムスリー<2413>も買いが優勢だった。セレス<3696>がストップ高人気となり、ジェイリース<7187>、エイジア<2352>も値を飛ばした。ホクシン<7897>も大きく切り返している。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年05月12日 11時46分

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