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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後はこう着感の強い相場展開に~

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:買い一巡後はこう着感の強い相場展開に
■コマツ、22/3営業利益34.5%増 2250億円を見込む
■前場の注目材料:1億円に減資、中小企業化、税制上有利、収益悪化で相次ぐ



■買い一巡後はこう着感の強い相場展開に

6日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続こう。5日の米国市場はNYダウが97ドル高だった。イエレン財務長官がインフレ問題を懸念しておらず、また、FRBの金融政策を予想したり推奨したりすることはないと、発言を明確化したため投資家のインフレや利上げへの警戒感が後退した。また、予想を上回った企業決算や商品価格高を受けたエネルギー関連株の上昇がけん引し、ダウは終日堅調な展開となった。一方でハイテク株から景気循環株への移行が続き、ナスダックは続落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の29075円。円相場は1ドル109円10銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうだ。しかし、米国ではハイテク株から景気循環株への移行が続いており、ナスダックは4営業日続落と調整を見せており、値がさハイテク株などの指数インパクトの大きい日経平均に対しては重荷となりやすいだろう。また、景気循環株へのシフトの流れについても、国内では緊急事態宣言の延長の可能性が高いため、米国同様の流れには向かいづらい面もありそうだ。そのため、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりやすく、日経平均は29000円を挟んだ方向感の掴みづらい状況が続こう。

そのため、物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応に向かいやすく。4月30日に決算を発表した企業の市場反応が注目されやすいところであり、市場の関心は東エレク<8035>に集まりやすいと考えられる。その他、今週は2日間の売買となるため商いは膨らみづらく、決算を手掛かりとした短期的な値幅取り狙いの売買に向かいやすいことから、中小型株に短期資金が集中することになりそうだ。中小型株の決算については、GMO-FH<7177>、enish<3667>、Cマネージメント<4491>、Aiming<3911>、イトーヨーギョ<5287>辺りが注目されそうである。

そのほか、ワクチン接種の大規模接種会場について、政府は受け付けや予約などを民間へ委託することを検討していることが伝わっている。サーバー負荷なども伝わっているなか、データセンターやコールセンター業務などを手掛けている企業などが関連銘柄として注目される可能性がありそうだ。



■コマツ、22/3営業利益34.5%増 2250億円を見込む

コマツ<6301>は2022年3月期の営業利益は34.5%増の2250億円を見込む。アジアや北米、中南米を中心に新型コロナウイルスの感染拡大で減少した建設機械の需要が回復する。同時に発表した21年3月期の営業利益は前期比33.3%減の1673.28億円だった。新型コロナの影響で建機の販売が低調だったほか、北米でエネルギー関連の建機や鉱山機械が落ち込んだ。


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(34230.34、+97.31)
・シカゴ日経225先物は上昇(29075、4月30日の大阪比+195)
・1ドル109円10-20銭
・SOX指数は上昇(3042.88、+18.57)
・VIX指数は低下(19.15、-0.33)
・米長期金利は低下
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・株価急落時の日銀ETF買い


・1億円に減資、中小企業化、税制上有利、収益悪化で相次ぐ
・台湾侵攻は「日本有事」、個別的自衛権で中国に対抗
・連休人出、昨年より増、全95地点、宣言効果は限定的
・米、北朝鮮に対話促す、国務長官、新政策踏まえ
・4都府県、緊急事態延長で調整、政府、休業の範囲焦点


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(3月18-19日分)

<海外>
・特になし
《ST》

 提供:フィスコ

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