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【材料】エコモット---2Qは2ケタ増収・各利益は黒字転換、コンストラクションソリューションの大型案件獲得がけん引

エコモット <日足> 「株探」多機能チャートより

エコモット<3987>は14日、2021年8月期第2四半期(20年9月-21年2月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比50.9%増の10.75億円、営業利益は0.43億円、経常利益は0.43億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は0.22億円となった。

インテグレーションソリューションの売上高は0.98億円となった。当第2四半期連結累計期間においては計画案件を順調に獲得したものの、大型案件1件の納品月が下期へ変更となったことが大きく影響した。

コンストラクションソリューションの売上高は5.82億円となった。既存顧客専用システムにおける追加の大型開発と、東海営業所において大型案件の獲得がけん引した。

モニタリングソリューションの売上高は1.87億円となった。2020年12月1日から「ゆりもっと」の遠隔監視サービスが始まるため、当第2四半期連結累計期間は遠隔監視料としてのストック売上比率が高くなっている。フロー売上は、LTE端末へのリプレイス案件やストークの大型案件の納期が下期にずれ込んだ結果、やや低調となった。

モビリティサービスの売上高は2.06億円となった。2017年頃より、交通事故のリスクを軽減するため、法人車両へのドライブレコーダー等のテレマティクス端末を導入する企業が増加している。このような事業環境の下、累計契約数を拡大してきたが3Gサービス終了を見据えた3G端末の解約が第1四半期連結累計期間から生じ始め、当第2四半期連結累計期間もそれが同様に継続し、ストック売上の積み上げが伸び悩んだ。これを新規販売台数でカバーしきれなかった。

2021年8月期通期の連結業績予想については、売上高は26.50億円、営業利益は1.85億円、経常利益は1.84億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1.26億円とする期初計画を据え置いている。なお、 2020年8月期は決算期変更の経過期間となり17か月決算となっているため、 対前期増減率については記載していない。

《ST》

 提供:フィスコ

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