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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

川崎地質 <日足> 「株探」多機能チャートより

■川崎地質 <4673>  2,870円 (+500円、+21.1%) ストップ高

 川崎地質 <4673> [JQ]がストップ高。13日の取引終了後に発表した第1四半期(20年12月-21年2月)単独決算が、売上高20億6400万円(前年同期比78.6%増)、営業利益2億1900万円(前年同期1億5400万円の赤字)、最終利益1億4800万円(同1億700万円の赤字)と営業黒字に転換し、上期計画の2億円を上回ったことが好感された。前期からの繰り越し業務が順調に完成したほか、売上原価の低減が図られたことが業績に貢献した。なお、21年11月期通期業績予想は、売上高78億円(前期比1.8%増)、営業利益1億8000万円(同4.6%増)、純利益1億2500万円(同7.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■イメージワン <2667>  895円 (+150円、+20.1%) ストップ高

 イメージ ワン <2667> [JQ]がストップ高、年初来高値を大幅に更新した。同社は医療向けを中心とする画像処理のほか、ドローンや3D処理ソフトを活用した構造物分析ソリューションなど幅広い業務エリアに展開する。そのなか、放射能除染や土壌・水浄化に関する技術開発を行う創イノベーション(東京都千代田区)との連携で、「ALPS処理水に含まれるトリチウムの分離技術」の共同実証試験を進めていることが材料視された。今月9日に同実証試験の2次試験の結果を開示し、これを踏まえて福島第一原発ALPS処理水対策事業への採用に向けた事業展開を進める方針にあり、「トリチウム除去関連」のテーマに乗る銘柄としてマーケットの視線が集まった。

■フィルC <3267>  2,649円 (+398円、+17.7%)

 東証1部の上昇率トップ。フィル・カンパニー <3267> が急反騰。13日の取引終了後、21年11月期第2四半期累計(20年12月-21年5月)の連結業績予想について、売上高を20億円から20億8000万円(前年同期比94.6%増)へ、営業利益を8000万円から2億円(前年同期2億400万円の赤字)、最終利益を4500万円から1億2800万円(同1億4800万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。「請負受注スキーム」の下期の竣工予定案件の一部が上期に竣工となったほか、売上原価となる初期テナント誘致にかかる保証料が減少したことが要因としている。同時に、上限を16万5000株(発行済み株数の2.85%)、または5億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しておい、これも好材料視された。取得期間は4月16日から6月30日まで。販売及び受注状況が大幅に改善され、十分な資金が確保されたことから、株式市場の変化に対応し1株あたりの価値を高めるとともに、経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。なお、第1四半期(20年12月-21年2月)決算は、売上高1億500万円(前年同期比48.8%減)、営業損益1億5400万円の赤字(前年同期2億2100万円の赤字)、最終損益1億900万円の赤字(同1億5400万円の赤字)だった。

■環境管理 <4657>  706円 (+100円、+16.5%) ストップ高

 環境管理センター <4657> [JQ]の人気加速、13日に続き連日のストップ高となった。全体相場は上値が重く、主力大型株は手掛けにくい環境にあるが、一方で個別材料株物色意欲は旺盛。同社株は足の軽さに加え、小型株にも関わらず出来高流動性に富んでいることで、投資資金の攻勢が加速している。同社は環境総合コンサルタントで土壌汚染調査に強みを持ち、ダイオキシンの微量分析などで実績が高い。また、放射能測定業務にも積極展開している。福島第一原子力発電所事故に伴う放射能汚染に絡み、民間の放射能測定ニーズが高まりをみせていることが収益機会の拡大につながっている。最近はトリチウム含有の処理水の海洋放出問題に注目が集まっていることから、株式市場でも関連銘柄を探す動きが活発だ。

■日本電子 <6951>  5,190円 (+700円、+15.6%) ストップ高

 東証1部の上昇率2位。日本電子 <6951> がストップ高。世界トップの電子顕微鏡メーカーで、半導体業界でEUV関連市場拡大のカギを握るマルチビーム描画装置に注目度が高い。市場では「半導体関連株で有望技術を有する企業にスポットライトが当たっている。そのなか、14日は、ゴールドマン・サックス証券が同社株を新規で買い推奨し、目標株価を8000円に設定したことで、マーケットがにわかに色めき立った」(国内投資顧問)としている。

■セラク <6199>  2,247円 (+241円、+12.0%)

 東証1部の上昇率3位。セラク <6199> が急反発。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(20年9月-21年2月)連結決算が、売上高72億6800万円(前年同期比11.0%増)、営業利益7億1600万円(同62.3%増)、純利益7億300万円(同2.5倍)と大幅増益となったことが好感された。新型コロナウイルスの影響で一時的に悪化したエンジニアの稼働率が改善したほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)シフトを推進したことが奏功した。また、販管費の低減などに取り組んだことも寄与した。なお、21年8月期通期業績予想は、売上高150億2000万円(前期比9.1%増)、営業利益13億7000万円(同20.8%増)、純利益9億5700万円(同46.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■アズ企画設計 <3490>  1,535円 (+156円、+11.3%)

 アズ企画設計 <3490> [JQ]が3連騰、年初来高値を更新した。13日の取引終了後に発表した22年2月期単独業績予想で、売上高94億9100万円(前期比25.8%増)、営業利益2億3100万円(同5.3倍)、純利益1億1200万円(同10.9倍)と大幅増益を見込むことが好感された。不動産販売事業で前々期から注力している取り扱い商品の多様化や大型化が寄与することに加えて、不動産賃貸事業や不動産管理事業で管理戸数の増加が見込まれることもプラスに働く。なお、21年2月期決算は、売上高75億4400万円(前の期比36.9%増)、営業利益4300万円(同49.5%減)、純利益1000万円(同21.5%減)だった。

■マネフォ <3994>  4,740円 (+475円、+11.1%)

 マネーフォワード <3994> [東証M]が続急騰。同社は13日取引終了後に、21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の連結決算を発表。営業損益が8000万円の黒字(前年同期は6億3100万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比44.8%増の34億6600万円で着地。リモートワーク需要や確定申告需要を追い風に、バックオフィス向けの業務効率化クラウドソリューション「マネーフォワード クラウド」の新規ユーザーが順調に増加したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■E・JHD <2153>  1,193円 (+108円、+10.0%)

 東証1部の上昇率5位。E・Jホールディングス <2153> が急反騰。同社は官公庁向け工事を主力とする総合建設コンサルタント企業で豊富な受注残を武器に足もとの収益改善が急となっている。13日取引終了後に発表した21年5月期第3四半期決算(20年6月-21年2月)で営業損益が3億9800万円の赤字だった。しかし、12-2月期だけでみると6億3600万円の黒字となっており、前年同期との比較では20倍という高変化をみせた。これが株価を強く刺激する格好となった。PERが10倍未満でPBRも1倍を下回っており、株価指標面からの割安感も投資資金を誘導している。

■エルテス <3967>  1,359円 (+123円、+10.0%)

 エルテス <3967> [東証M]が続急騰。同社はビッグデータ解析でデジタルリスクに対応し、SNS上での風評被害対策などを主力ビジネスとして展開する。13日取引終了後に21年2月期決算を発表、トップラインは小幅増収を確保したものの営業損益は3億3300万円の赤字だった。しかし、前期の業績悪は株価には既に織り込み済み。22年2月期は前期買収した警備子会社の業績などが寄与し営業損益は1億円の黒字化を見込む。また、同日にAIセキュリティーやDX推進などを軸とした中期経営計画を発表しており、これも手掛かり材料となっている。株価は3月末に1367円の年初来高値をつけた後、大幅な調整を入れており、足もと売り玉がこなれていたことも上値を軽くしている。

■スノーピーク <7816>  3,910円 (+250円、+6.8%)

 東証1部の上昇率7位。スノーピーク <7816> が急反発。13日の取引終了後に発表した3月度の連結売上高が前年同月比63.3%増と大幅増収となったことが好感された。キャンプシーズンに入るタイミングということもあり、アウトドア関連商材が好調に推移した。なお、アウトドア関連商材の好調は世界的に確認されているとしている。

※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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