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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ファストリ、インテリクス、スリーエフ

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■北興化学工業 <4992>  1,118円  -159 円 (-12.5%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 北興化学工業<4992>が3日続落。同社は8日取引終了後に、21年11月期第1四半期(20年12月~21年2月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比10.1%減の115億6900万円、営業利益は同19.3%減の10億8100万円となったことがネガティブ視されたようだ。水稲用育苗箱剤の国内での受注減や製造受託における海外からの原材料の入荷遅れにより、主力の農薬事業が苦戦したことが影響。また、樹脂分野の需要低迷などからファインケミカル事業も減収減益となった。なお、通期業績予想は売上高410億円(前期比3.4%増)、営業利益26億5000万円(同15.9%増)とする従来計画を据え置いている。

■ファーストリテイリング <9983>  87,890円  -3,090 円 (-3.4%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>は反落。8日の取引終了後、21年8月期の連結業績予想について、売上高を2兆2000億円から2兆2100億円(前期比10.0%増)へ、営業利益を2450億円から2550億円(同70.7%増)へ上方修正したものの反応は限定的。上期において、国内ユニクロ事業が在宅需要にマッチした商品やスポーツユーティリティウェアの販売が好調に推移し計画を上回ったことに加えて、海外ユニクロ事業も中国や台湾の販売が好調に推移し、香港市場の収益性が大きく改善するなどで営業利益が計画を上回ったことなどが寄与する。なお、純利益は1650億円(同82.6%増)の従来見通しを据え置いている。第2四半期累計(20年9月~21年2月)決算は、売上高1兆2028億円(前年同期比0.5%減)、営業利益1679億8200万円(同22.9%増)、純利益1058億6800万円(同5.4%増)だった。また、同時に発表した3月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店及びEコマース売上高が前年同月比40.2%増と10カ月連続で前年実績を上回った。前年3月は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休業などで同27.8%減と落ち込んでおり、その反動に加えて、春夏商品や在宅需要にマッチした商品、コラボレーション商品の販売が好調だったことが寄与した。

■インテリックス <8940>  776円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 インテリックス<8940>がストップ高。8日の取引終了後、未定としていた21年5月期の連結業績予想について、売上高401億8700万円(前期比6.1%増)、営業利益20億7300万円(同87.0%増)、純利益11億4600万円(同2.2倍)と大幅増益を見込み、同じく未定としていて期末配当予想は24円にすると発表したことが好感された。中古マンション再生流通事業(リノヴェックスマンション事業)が根強い需要に支えられ、通期では前期比3.7%増の1386件の販売を見込むことに加えて、その他不動産事業で第3四半期までリースバック物件を対象とした不動産信託受益権の譲渡や不動産小口化商品「アセットシェアリング三軒茶屋」が完売となったことや、第4四半期に東京都港区六本木の物件(3月売却済み)などを売却することが寄与する。なお、年間配当は35円となり、前期実績に対しては13円の増配になる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(20年6月~21年2月)決算は、売上高291億3700万円(前年同期比5.8%増)、営業利益6億9200万円(同18.7%減)、純利益2億7100万円(同37.5%減)だった。

■スリーエフ <7544>  329円  +32 円 (+10.8%)  本日終値
 スリーエフ<7544>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は8日取引終了後に、22年2月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比2.1倍の3億5000万円としていることが好感されているようだ。営業総収入は同0.2%減の125億円となる見通し。店舗ごとに売り場のカテゴリー構成や品揃えを柔軟に変更するなど個店力強化に努めるほか、加盟店の販売促進に対する経費支援を継続して強化することで個店平均日販と加盟店利益の向上を目指すとしている。なお、21年2月期通期の連結決算は、営業総収入が前の期比3.4%減の125億3000万円、営業利益が同54.6%減の1億6300万円となった。

■ニレコ <6863>  1,080円  +88 円 (+8.9%)  本日終値
 ニレコ<6863>が大幅高で3月11日につけた高値1030円を上抜き年初来高値に買われた。鉄鋼業界向けなどを主力にプロセス制御機器や計測機器を手掛けるが、最近は半導製造装置分野で需要旺盛なオプティクス事業に傾注する構えをみせている。光学部品をグループ会社を通じて納入するほか、同社本体でもフォトマスク用にレーザー光源を手掛ける。中期的には高採算の半導体向けの需要開拓で収益体質が大きく向上する可能性も内包する。PBRが依然として0.6倍弱と超割安圏に放置されており、水準訂正余地が意識されている。

■今村証券 <7175>  1,888円  +112 円 (+6.3%)  本日終値
 今村証券<7175>が続伸。8日の取引終了後、未定としていた21年3月期の期末一括配当予想を80円にすると発表。前の期の実績に対して57円50銭の大幅増配で連続増配となることから、今期配当予想への期待感も高まっているようだ。

■イルグルム <3690>  1,383円  +78 円 (+6.0%)  本日終値
 イルグルム<3690>が大幅反発。8日の取引終了後に発表した3月度の月次売上高(速報)が前年同月比20.7%増となり、2月(同15.2%増)を伸び率で上回ったことが好感された。売上高の約9割を占める主力のマーケティングプラットフォーム事業が同12.7%増と売り上げを伸ばし牽引した。また、EC業界の好調を背景に商流プラットフォーム事業も同4.1倍と好調だった。

■PALTEK <7587>  594円  +28 円 (+5.0%)  本日終値
 PALTEK<7587>が上値追い加速。特定用途向け半導体に強みを持つ半導体商社で、5Gを基盤としたIoTインフラで必須となるFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)を取り扱っていることで注目度が高い。また、人工知能(AI)分野の研究開発にも経営資源を注いでおり、今週7日から9日までの日程で行われた「第5回AI・人工知能EXPO【春】」にAI開発キットを共同出展している。業績も好調で21年12月期は経常利益が前期比7.4倍の3億2000万円と急拡大を見込む。

■1stコーポ <1430>  792円  +32 円 (+4.2%)  本日終値
 ファーストコーポレーション<1430>が大幅高。正午ごろに発表した第3四半期累計(20年6月~21年2月)単独決算が、売上高121億2800万円(前年同期比14.3%増)、営業利益4億1300万円(同28.4%増)、純利益2億4400万円(同24.8%増)と大幅増益だったことが好感された。引き合いは依然活況で、同社初の超高層・免震タワーマンションとなるJR前橋駅北口地区第1種市街地再開発事業の施設建築物の請負工事を地元企業3社と共同事業体で受注したことなどが寄与した。なお、21年5月期通期業績予想は、売上高211億円(前期比9.9%減)、営業利益15億円(同11.7%増)、純利益9億5500万円(同9.5%増)だった。

■明光ネット <4668>  621円  +22 円 (+3.7%)  本日終値
 明光ネットワークジャパン<4668>が高い。午後0時30分ごろ、21年8月期の連結業績予想について、売上高を183億円から186億円(前期比2.1%増)へ、営業利益を2億6400万円から6億3000万円(同2.9倍)へ、最終利益を2億7000万円から7億円(前期22億3200万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。一貫して生徒の安心・安全を最優先し、ニーズに合わせた個別最適な学びを提供し続けた結果、問い合せ数がコロナ禍前の水準に回復し、在籍生徒数、業績も堅調に推移することが見込まれることが要因としている。また、5円を予定していた中間配当を10円にするとあわせて発表した。年間配当は15円(前期30円)となる予定だ。なお、同時に発表した第2四半期累計(20年9月~21年2月)決算は、売上高97億4400万円(前年同期比6.5%減)、営業利益9億3000万円(同27.4%減)、最終利益6億6600万円(同15.8%減)だった。

●ストップ高銘柄
 ケイティケイ <3035>  502円  +80 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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