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【市況】東京株式(前引け)=小幅続落、不安定な動きでTOPIXはプラス圏

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 7日前引けの日経平均株価は前営業日比10円86銭安の2万9685円77銭と小幅続落。前場の東証1部の売買高概算は5億3016万株、売買代金概算は1兆1957億4000万円。値上がり銘柄数は1590、対して値下がり銘柄数は496、変わらずは100銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、強弱感が対立するなか日経平均が不安定な動きを強いられた。朝方はやや買い優勢で始まり、寄り後も上値を指向したが、前場後半には急速に値を消しマイナス圏に。その後は下げ幅を縮小し、再びプラス圏に浮上する場面もあった。IMFが21年の世界経済見通しを6.0%成長に上方修正したことなどを受け鉄鋼や海運など景気敏感株などが買われ全体相場を支えた。前引けの日経平均は小幅続落となったが、東証1部の7割以上の銘柄が上昇し、TOPIXはプラス圏で着地している。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>がしっかり。レーザーテック<6920>は商いを伴い大きく買われ、SUMCO<3436>も高い。トヨタ自動車<7203>も堅調。NEC<6701>が上昇し、富士通<6702>も強い動きも目立った。オリエンタル白石<1786>が急伸、三谷産業<8285>も大幅高。半面、東京エレクトロン<8035>が冴えず、キーエンス<6861>も軟調。ファーストリテイリング<9983>が安く、武田薬品工業<4502>も売られた。サイバーリンクス<3683>、ネクステージ<3186>などが大幅安。JCRファーマ<4552>も値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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