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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):BEENOS、インフォMT、リログループ

BEENOS <日足> 「株探」多機能チャートより
■BEENOS <3328>  2,900円  +77 円 (+2.7%)  本日終値
 BEENOS<3328>が高い。午後1時ごろ、ポケモン(東京都港区)プロデュースのもと、アリババグループが運営する中国最大の越境ECプラットフォーム「Tmall Global」へのポケモンセンター出店のサポートを実施したと発表しており、これが好感された。きょう「Tmall Global」にオープンした「PokemonCenter海外旗艦店」に関して、同社グループが運営・配送パートナーとして、オンライン店舗の運用をサポートするという。

■インフォマート <2492>  941円  +22 円 (+2.4%)  本日終値
 インフォマート<2492>は続伸。午前11時ごろ、NTT東日本(東京都新宿区)とセールスパートナー契約を締結したと発表しており、これが好感された。NTT東日本が持つ販売ネットワークやノウハウとインフォMTのシステム稼働ノウハウを融合させることで電子請求書サービスの導入を拡大し、経理業務のデジタル化による企業のテレワーク導入を支援するのが狙い。また、NTT東日本が提供する、バックオフィス業務効率化サービスの利用をサポートする「おまかせ はたラクサポート サポートサービス」のサポート対象に、インフォMTが提供する「BtoBプラットフォーム 請求書」が追加されたとあわせて発表している。

■リログループ <8876>  2,368円  +52 円 (+2.3%)  本日終値
 リログループ<8876>はしっかり。25日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を2900億円から3200億円(前期比2.2%増)へ、営業利益を98億円から119億円(同33.4%減)へ、純利益を55億円から90億円(同2.4倍)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の拡大による人の移動の制限や需要の減少により、大幅な減収減益を見込んでいたが、借上社宅管理事業や賃貸管理事業における管理戸数や、福利厚生代行サービスの会員数など主力事業のストック基盤が順調に積み上がっていることが売上高・利益を押し上げる。また、販管費などの経費削減に努めたことも寄与するとしている。なお、同時に従来未定としていた期末一括配当を18円(前期29円)にすると発表した。

■ミスミグループ本社 <9962>  3,335円  +70 円 (+2.1%)  本日終値
 ミスミグループ本社<9962>が大幅続伸。25日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を3000億円から3090億円(前期比1.4%減)へ、営業利益を209億円から270億円(同14.2%増)へ、純利益を149億円から160億円(同3.1%減)へ上方修正し、7円22銭を予定していた期末配当を8円18銭に引き上げるとあわせて発表したことが好感された。中国で5Gや二次電池関連の設備・装置需要が好調に推移するなど、海外の業績が牽引役となり売上高が伸長したことに加えて、IT活用や自動化による効率化の徹底、投資の厳選などにより収益性の改善が見込まれることが要因としている。なお、年間配当は14円9銭(前期14円55銭)となる予定だ。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,238円  +163 円 (+1.8%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が買い優勢の展開。前週来一貫して下値模索の動きを続けていたが、8日ぶりの反発となっている。ここ全体相場の波乱に流され、日経平均寄与度の高い値がさ株として売りを浴びていたが、テクニカル的に重要視される75日移動平均線近辺でかろうじて下げ止まり切り返しに転じている。米ハイテク株への投資を積極化していることで、ナスダック総合指数との株価連動性が高くなっているが、ここ米長期金利の上昇がハイテク系のグロース株には不利に働いており、同社にとっても風向きが悪くなっている。株式需給面でも直近は買い残が急増していたことで、上値の重さも意識されていた。一方、同社が出資する不動産テック企業の上場が接近、約1兆円の企業価値が試算されているほか、直近では中間持ち株会社から剰余金の配当を決定したことを発表し26日付で約1兆2000億円の配当を受け取るなど、資本増強手段に事欠かない点は投資家に買い安心感を与えている。

■三菱UFJ <8306>  630.1円  +10.6 円 (+1.7%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、第一生命ホールディングス<8750>などいずれも買いを集めている。前日の米国株市場ではNYダウが反発したが、バイデン大統領が就任100日後までに新型コロナワクチンの2億回の接種を目指すことを表明、これを受けて経済活動の正常化が一段と早まるとの思惑から景気敏感株が買われ、米長期金利も上昇した。これを背景にJPモルガンやシティグループなど大手金融機関が軒並み買われており、この流れを引き継ぐ形で東京市場でもメガバンクや大手生保などを買い戻す動きが顕在化している。

■シノケングループ <8909>  1,285円  +20 円 (+1.6%)  本日終値
 シノケングループ<8909>が続伸。25日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を50万株(発行済み株数の1.45%)、または5億円としており、取得期間は3月29日から5月31日まで。資本効率の向上や経営環境に応じた機動的な資本政策を可能とするためとしている。

■ヨロズ <7294>  1,377円  +21 円 (+1.6%)  本日終値
 ヨロズ<7294>は続伸。25日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業損益を7億円の赤字から2億円の黒字(前期比90.9%減)へ上方修正し、あわせて無配としていた年間配当予想を13円(前期25円)にすると発表したことが好感された。第4四半期で国内拠点における収益改善が進展したほか、更なる本社部門の経費削減を進めたことが寄与する。なお、減損損失の計上などで最終損益は15億円の赤字から80億円の赤字(前期129億3300万円の赤字)へ下方修正した。

■Jフロント <3086>  1,090円  +8 円 (+0.7%)  本日終値
 J.フロント リテイリング<3086>が続伸。25日の取引終了後、集計中の21年2月期の連結業績について、売上高が3375億円から3190億円(前期比33.6%減)へ、営業損益が206億円の赤字から242億円の赤字(前期402億8600万円の黒字)へ下振れて着地したようだと発表した。ただ、売上高から売上原価、販管費を控除して算出した事業利益は12億円から23億円(前期比94.9%減)へ上振れたようだとしており、これが好感されたようだ。上期に続いて、計画に対し投資抑制や経費削減を実施したことに加え、人件費や広告宣伝費などの追加削減に努めたことが寄与したという。

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