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【市況】24日の株式相場見通し=下値模索、欧州でのコロナ感染拡大を懸念

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場はリスクオフの状態が続き、日経平均は下値模索の動きが続きそうだ。前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要株指数がいずれも反落した。欧州で新型コロナウイルスの感染が再び拡大傾向にあることで世界経済への影響が懸念され、景気敏感株への売り圧力が全体指数の下げに反映された。原油市況も急落しており、景気回復への過度な期待感が後退している。東京市場では日経平均が前日まで3日続落となっており、この間に1200円以上水準を切り下げている。それだけに下値では突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いも想定され、売り一巡後は下げ渋る可能性はあるが、アジア株市場や米株価指数先物の動きを横目に不安定な動きを強いられそうだ。

 23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比308ドル05セント安の3万2423ドル15セントと反落。ナスダック総合株価指数は同149.845ポイント安の1万3227.697だった。

 日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の議事要旨(1月20~21日分)、2月の企業向けサービス価格指数など。なお、ジャスダック市場にシキノハイテック<6614>、東証マザーズ市場にSharing Innovations<4178>が新規上場する。海外では、3月のユーロ圏PMI速報値、3月の米製造業PMI速報値、2月の米耐久財受注など。パウエルFRB議長の米上院での議会証言など。

出所:MINKABU PRESS

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