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【市況】東京株式(前引け)=小幅続伸、上値重く前日終値近辺でもみ合い

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 10日前引けの日経平均株価は前営業日比12円88銭高の2万9040円82銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億985万株、売買代金概算は1兆3766億9000万円。値上がり銘柄数は835、対して値下がり銘柄数は1259、変わらずは99銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は強弱感が対立し、日経平均は前日終値近辺で方向感なくもみ合う展開となった。前日の米国株市場では半導体関連などを中心にハイテクセクターが買われ、ナスダック総合指数が大幅高で切り返したことで買い安心感が台頭している。ただ、これまで買われていた景気敏感セクターに利益確定の売りが出たほか、半導体関連株も安い銘柄が散見されるなどで、全体指数も上値の重い展開となっている。前引け時点では日経平均はわずかにプラス圏で着地したが、値下がり銘柄数が値上がり数を大幅に上回った。

 個別では任天堂<7974>、ソニー<6758>が高く、日本電産<6594>も堅調。デンソー<6902>が上昇し、キーエンス<6861>、ファナック<6954>なども買いが優勢。ワタベウェディング<4696>、東洋エンジニアリング<6330>などが値を飛ばし、東京製綱<5981>も大幅高。半面、ソフトバンクグループ<9984>が売りに押されたほか、エムスリー<2413>が大幅安。東京エレクトロン<8035>も朝高後に軟化した。くら寿司<2695>が急落。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>も大きく値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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