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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):KYB、シマノ、タカラトミー

KYB <日足> 「株探」多機能チャートより
■KYB <7242>  3,110円  +504 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 KYB<7242>が物色人気化、ストップ高に買われた。同社は油圧機器の総合メーカー大手で自動車向け衝撃緩衝器では世界屈指の商品競争力を持っている。9日取引終了後、21年3月期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の40億円から116億円(前期実績は402億円の赤字)に3倍近い増額修正で市場の注目を集めた。中国や米国での自動車販売の回復が急で売上高が会社見通しを上回ったほか、免震・制振用オイルダンパーに関する製品保証引当金の繰り入れ及び取り崩しを行った影響が反映される。利益予想の大幅増額を受け、これを好感する投資資金の流入が加速した。

■武蔵精密工業 <7220>  1,981円  +314 円 (+18.8%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 武蔵精密工業<7220>は急騰。2月に入り75日移動平均線をターニングポイントに戻り歩調を強めていたが、きょうは買い人気が集中し、大陽線を立て一時20.4%高の2007円まで駆け上がり昨年来高値を大幅更新した。ホンダ系の自動車部品会社だが、中国や北米などでの自動車販売好調を受け収益環境はフォローの風が強い。9日取引終了後に21年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の15億円から50億円(前期比31%減)に大幅増額しており、これに投資マネーが飛びつく形となった。同社の上場来最高値は18年5月につけた2132.5円(修正済株価)だが、2000円大台回復となれば、早晩この水準も意識されることになりそうだ。

■ケイアイスター不動産 <3465>  3,180円  +501 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 ケイアイスター不動産<3465>がストップ高。一次取得層向け分譲住宅の大手で都内及び北関東を中心に展開する。企業のテレワーク導入の動きに伴い戸建て分譲住宅の売れ行きが好調で業績は会社側想定を上回って推移している。9日取引終了後、21年3月期業績予想の修正を発表、営業利益段階で従来予想の71億円から118億円(前期比84%増)に大幅増額しておりサプライズを呼んだ。また、好業績を背景に配当も従来計画の88円から139円に大幅増額、前期実績は76円でそこから63円の大幅増配となる。これにより、前日終値ベース換算で配当利回りは約5.2%という高い水準となり、PERも6倍強と割安感が際立つ。

■住友ゴム工業 <5110>  1,174円  +145 円 (+14.1%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 住友ゴム工業<5110>が一時15.1%高の1184円とマドを開けての大陽線を形成、昨年6月11日以来8カ月ぶりの高値圏に浮上した。同社が9日取引終了後に発表した20年12月期決算は、自動車向けタイヤ需要の回復が会社の想定を上回り、減収ながら営業利益が前の期比17%増の387億100万円と2ケタ伸長を達成。株主還元に積極的な姿勢をみせており、前期配当も従来計画に10円上乗せし35円とし、更に今期については前期比15円増配の50円に引き上げることを発表。一方でPBRは0.6倍台と極めて割安水準に放置されており、一気に物色人気化した。

■デジハHD <3676>  1,487円  +160 円 (+12.1%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 デジタルハーツホールディングス<3676>が大幅高、12%超高の1492円まで一気に水準を切り上げ、1月22日につけた昨年来高値1385円を抜き去り新高値に買われた。2019年2月以来となる1500円台乗せが目前。モバイル向けゲームソフトの不具合検査を主力とするが、非ゲーム分野の育成にも力を入れている。ウェブサイトや業務システムなどIT全般にかかわるソフトウェアの検証などエンタープライズ事業に傾注し需要を捉えている。同社が9日取引終了後に発表した20年4~12月期決算は営業利益が前年同期比11%増の11億8300万円と2ケタ伸長を確保、これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけた。株式需給面では信用買い残が薄く、直近信用倍率は1.1倍台で上値が軽い。

■インテージH <4326>  1,288円  +111 円 (+9.4%)  本日終値
 9日に決算を発表。「今期経常を41%上方修正」が好感された。
 インテージホールディングス <4326> が2月9日大引け後(15:30)に決算を発表。21年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は22.5億円となった。併せて、通期の同利益を従来予想の29億円→41億円に41.4%上方修正した。
  ⇒⇒インテージHの詳しい業績推移表を見る

■住友大阪セメント <5232>  3,655円  +290 円 (+8.6%)  本日終値
 住友大阪セメント<5232>が急伸。9日の取引終了後、上限を170万株(発行済み株数の4.41%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間はきょうから6月30日までで、資本効率の向上を通じた株主の利益還元を図るためとしている。また同時に、21年3月期の連結業績予想について、最終利益を100億円から110億円(前期比0.7%増)へ上方修正したことも好材料視された。売上高2341億円(同4.5%減)、営業利益150億円(同7.0%減)は従来見通しを据え置いたものの、第3四半期(20年4~12月)の業績が順調に推移したことに加えて、第4四半期(1~3月)に政策保有株式の一部を売却したことによる売却益の発生を踏まえて見直したとしている。なお、第3四半期決算は、売上高1757億2200万円(前年同期比3.4%減)、営業利益114億2000万円(同6.1%増)、純利益81億4900万円(同5.6%増)だった。

■シマノ <7309>  26,375円  +1,815 円 (+7.4%)  本日終値
 シマノ<7309>が異色人気。一時2000円を超える上昇で、最高値2万6600円にツラ合わせした。時価総額は2兆4000億円台に膨らんでおり、これはニトリホールディングス<9843>を上回る。コロナ禍で移動手段やレジャーとしての自転車需要が好調で自転車部品の世界トップメーカーである同社の収益機会が高まっている。9日取引終了後に発表した20年12月期決算は営業利益が前の期比22%増の827億100万円と大幅な伸びを達成、続く21年12月期も前期比27%増の1050億円を見込んでいることでこれを好感する買いを呼び込む格好となっている。

■サトーホールディングス <6287>  2,571円  +176 円 (+7.4%)  本日終値
 サトーホールディングス<6287>が大幅高で8日続伸。9日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を1025億円から1060億円(前期比8.9%減)へ、営業利益を36億円から51億円(同31.6%減)へ、純利益を94億円から104億円(前期18億8200万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。第3四半期において、新型コロナウイルス感染症の影響で停滞していた経済活動に一部再開の動きがみられ、特に日本や米国の一部小売業、中国の製造業などで想定よりも早いペースで引き合いが増加したことが要因としている。なお、第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高792億7100万円(前年同期比9.7%減)、営業利益37億7700万円(同33.1%減)、純利益116億400万円(同2.8倍)だった。

■タカラトミー <7867>  980円  +60 円 (+6.5%)  本日終値
 9日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は37%減益・通期計画を超過」が好感された。
 タカラトミー <7867> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比36.9%減の74.5億円に落ち込んだが、通期計画の55億円に対する進捗率が135.6%とすでに上回り、さらに4年平均の116.1%も超えた。
  ⇒⇒タカラトミーの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「0.53%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の0.53%にあたる50万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月10日から3月31日まで。

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