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【市況】株価指数先物【昼のコメント】前引け間際に2万8740円まで上げ幅を広げる


 日経225先物は11時30分時点、前日比400円高の2万8730円(+1.41%)前後で推移している。米国市場の上昇を受けて買い先行の展開となり、寄り付きは2万8630円とシカゴ先物(2万8610円)にサヤ寄せする形からギャップスタートで始まった。買い一巡後は戻り売りに押されて前場半ばには2万8530円をつけたが、2万8500円辺りでの底堅さが意識されるなか、ショートカバーとみられる動きが強まり、前引け間際には2万8740円まで上げ幅を広げる場面がみられている。

 指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンクグループ <9984> 、テルモ <4543> 、東京エレクトロン <8035> 、NTTデータ <9613> の5銘柄で日経平均株価を200円超押し上げている。セクターでは海運、化学を除いて31業種が上昇しており、空運、鉱業、輸送用機器、その他金融、鉄鋼などの強さが目立ち、TOPIX型への買いもみられている。

 なお、前引けのTOPIXは1.16%の上昇であり、後場は日銀のETF買い入れはない。NT倍率は先物中心限月で15.24倍と上昇して寄り付いた後は、15.20倍を挟んで推移している。グローベックスの米株先物は小幅ながら上昇して推移。ショートカバーは一巡したとみられ、後場はこう着感が強まりやすいだろうが、弱含む場面では押し目狙いのスタンスとなる。

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