【特集】ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (34)有望成長銘柄は決算や業績修正から発掘しよう!【市場マップ】
アンテナを張り巡らせて、埋もれた成長銘柄をキャッチ!
◆分布マップと決算速報による合わせ技
投資家それぞれの手法によって得意とするマーケットは異なるでしょうから、市場マップの左上に表示されている「東証1部」「2部市場」「新興市場」「全銘柄」のフィルターを使って得意とする市場を選択しましょう。ここでは「東証1部」を例に解説していきます。
「東証1部」を選択すると、分布マップ上では白地の上に青色の四角が表示されます。いつ決算発表や業績修正が行われたのかを色分けして示しており、当日の濃い青色から4日前の薄い水色まで5段階で区分されています。分布マップを見ると、「小売り」に青色の四角が多く表示されていますので、このときは小売りセクターで決算発表などが多かったことがわかります。
図3 「決算・業績」分布マップ、青色の四角に注目
分布マップ内の四角の上にマウスのポインタを合わせると、業種と市場、コード番号、銘柄名、株価、上昇・下落率、決算速報の見出し文の一部をポップアップウインドウで確認することができます。ポップアップウインドウを使って個別銘柄の株価の反応を確認して、決算や業績修正を好感しているのか、それとも嫌気しているのか、材料出尽くしと受け止められているのか、目星をある程度つけるとよいでしょう。1つ1つの小さな四角が1つの銘柄に該当しますので、気になる銘柄があった時にはその四角をそのままクリックすれば個別銘柄の「決算」ニュースのページに移動することができます。詳細をこの「決算」ニュースのページで確認しましょう。
また、分布マップの上には、左端の「水産・農林」から、右端の「サービス」まで業種が並んでいます。業種名の赤色、青色はその業種別指数の上昇(赤)、下落(青)を表しています。業種名の上にある「C」のアイコンをクリックすると、業種別指数のチャート(chart)が表示されますので、その業種の株価がどのように推移しているのかをチャートで簡単に確認することができます。さらに、業種名をクリックするとその業種の構成銘柄の騰落状況を一覧でチェックすることができますので、気になるセクターについては個別銘柄の動向を確認しておいてもよいでしょう。
決算発表などの材料に株価がどう反応したのか、「決算・業績修正」で過去1週間分(5日間)を大まかに確認した後は、「決算速報」を活用して決算発表の全体像をつかみましょう。決算発表が多かったセクターがどこなのかは「決算・業績修正」で予めわかっていますから、素早くお目当ての銘柄を探すことができるでしょう。また、「決算速報」を使って確認していく際には、「全市場」「市場1部」「市場2部」「新興市場」とタブで市場を選べますので、「決算・業績修正」で目星をつけた市場から地道に確認していきましょう。
図4 「決算・業績修正の分布マップ」と「決算速報」を活用
なお、「ニュース配信」と「材料ニュース」については、分布マップよりも「株価注意報」の「ニュース」欄から動意づいた銘柄をピンポイントでチェックした方が時間を節約できます。全ての銘柄に投資できるわけではありませんから、ある程度割り切って情報の選別を行っていくようにした方が効率がよいでしょう。
図5 「株価注意報」を使って効率よく情報収集
新型コロナウイルスの流行拡大によって緊急事態宣言が再び発令され、日本経済に対してどの程度、影響を及ぼすのか懸念されている人も多いことでしょう。この事態を機に時代の流れに乗って飛躍していく銘柄と、時代の流れに乗れずに低迷を強いられる銘柄に分かれてしまう可能性が考えられます。時代の流れに乗る銘柄は、私たち消費者に支持されて、好業績を叩き出して成長を重ねていく可能性が高いでしょう。その意味ではいま、私たちは大きな投資チャンスを迎えているのかも知れません。企業の業績動向にアンテナを張り巡らせて、有望成長銘柄を発掘したいですね。
株探ニュース
横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)
◆分布マップと決算速報による合わせ技
投資家それぞれの手法によって得意とするマーケットは異なるでしょうから、市場マップの左上に表示されている「東証1部」「2部市場」「新興市場」「全銘柄」のフィルターを使って得意とする市場を選択しましょう。ここでは「東証1部」を例に解説していきます。
「東証1部」を選択すると、分布マップ上では白地の上に青色の四角が表示されます。いつ決算発表や業績修正が行われたのかを色分けして示しており、当日の濃い青色から4日前の薄い水色まで5段階で区分されています。分布マップを見ると、「小売り」に青色の四角が多く表示されていますので、このときは小売りセクターで決算発表などが多かったことがわかります。
図3 「決算・業績」分布マップ、青色の四角に注目
分布マップ内の四角の上にマウスのポインタを合わせると、業種と市場、コード番号、銘柄名、株価、上昇・下落率、決算速報の見出し文の一部をポップアップウインドウで確認することができます。ポップアップウインドウを使って個別銘柄の株価の反応を確認して、決算や業績修正を好感しているのか、それとも嫌気しているのか、材料出尽くしと受け止められているのか、目星をある程度つけるとよいでしょう。1つ1つの小さな四角が1つの銘柄に該当しますので、気になる銘柄があった時にはその四角をそのままクリックすれば個別銘柄の「決算」ニュースのページに移動することができます。詳細をこの「決算」ニュースのページで確認しましょう。
また、分布マップの上には、左端の「水産・農林」から、右端の「サービス」まで業種が並んでいます。業種名の赤色、青色はその業種別指数の上昇(赤)、下落(青)を表しています。業種名の上にある「C」のアイコンをクリックすると、業種別指数のチャート(chart)が表示されますので、その業種の株価がどのように推移しているのかをチャートで簡単に確認することができます。さらに、業種名をクリックするとその業種の構成銘柄の騰落状況を一覧でチェックすることができますので、気になるセクターについては個別銘柄の動向を確認しておいてもよいでしょう。
決算発表などの材料に株価がどう反応したのか、「決算・業績修正」で過去1週間分(5日間)を大まかに確認した後は、「決算速報」を活用して決算発表の全体像をつかみましょう。決算発表が多かったセクターがどこなのかは「決算・業績修正」で予めわかっていますから、素早くお目当ての銘柄を探すことができるでしょう。また、「決算速報」を使って確認していく際には、「全市場」「市場1部」「市場2部」「新興市場」とタブで市場を選べますので、「決算・業績修正」で目星をつけた市場から地道に確認していきましょう。
図4 「決算・業績修正の分布マップ」と「決算速報」を活用
なお、「ニュース配信」と「材料ニュース」については、分布マップよりも「株価注意報」の「ニュース」欄から動意づいた銘柄をピンポイントでチェックした方が時間を節約できます。全ての銘柄に投資できるわけではありませんから、ある程度割り切って情報の選別を行っていくようにした方が効率がよいでしょう。
図5 「株価注意報」を使って効率よく情報収集
新型コロナウイルスの流行拡大によって緊急事態宣言が再び発令され、日本経済に対してどの程度、影響を及ぼすのか懸念されている人も多いことでしょう。この事態を機に時代の流れに乗って飛躍していく銘柄と、時代の流れに乗れずに低迷を強いられる銘柄に分かれてしまう可能性が考えられます。時代の流れに乗る銘柄は、私たち消費者に支持されて、好業績を叩き出して成長を重ねていく可能性が高いでしょう。その意味ではいま、私たちは大きな投資チャンスを迎えているのかも知れません。企業の業績動向にアンテナを張り巡らせて、有望成長銘柄を発掘したいですね。
株探ニュース