市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(前引け)=小反落、手掛かり材料難で模様眺め

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 17日前引けの日経平均株価は前営業日比2円61銭安の2万6754円79銭とわずかに下落。前場の東証1部の売買高概算は5億6608万株、売買代金概算は1兆2637億1000万円。値上がり銘柄数は710、対して値下がり銘柄数は1375、変わらずは97銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は売り買い交錯で狭いゾーンでのもみ合いに終始した。前日の米国株市場では注目されたFOMCもサプライズはなく、主要株価指数が高安まちまちの展開となり、これを受け東京市場でも手掛かり材料難のなかで方向性に乏しい地合いとなった。TOPIXはプラス圏で着地したが、全般は新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感などが重荷となっており、値下がり銘柄数が値上がり数を大きく上回っている。

 個別では任天堂<7974>が大幅高、ソフトバンクグループ<9984>、ソニー<6758>なども買い優勢。かんぽ生命保険<7181>が大きく買われた。キーエンス<6861>、東京エレクトロン<8035>、HOYA<7741>なども高い。ブラス<2424>は3日連続のストップ高。半面、富士フイルムホールディングス<4901>が値を下げ、ファナック<6954>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も軟調。三谷産業<8285>が急落したほか、神栄<3004>も大きく利食われた。木村化工機<6378>、東京製綱<5981>も大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均