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【市況】東京株式(前引け)=反落、米株安受けハイテク中心に売り優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 10日前引けの日経平均株価は前営業日比88円97銭安の2万6728円97銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億4130万株、売買代金概算は1兆1593億7000万円。値上がり銘柄数は878、対して値下がり銘柄数は1167、変わらずは131銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場で主要株指数が総じて安く、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下げがきつかったこともあり、半導体関連など輸出ハイテク株中心に売りに押された。主力株では日経平均寄与度の高いソフトバンクGが大きく上昇し日経平均を支える形になっている。あすにメジャーSQ算出を控え、全体は先物絡みで不安定な動き。一方、電気自動車(EV)関連及びその周辺の水素関連や電池関連株などに買われる銘柄が多く、個人投資家の物色意欲は旺盛。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が大幅高、任天堂<7974>もしっかり。トヨタ自動車<7203>も商いを伴い上値指向に。ANAホールディングス<9202>も高い。ファナック<6954>、キヤノン<7751>も堅調。名村造船所<7014>が値上がり率トップ、オハラ<5218>も値を飛ばした。半面、ソニー<6758>が軟調、エムスリー<2413>も安い。東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も下落した。日本金属<5491>が急落、ACCESS<4813>も大幅安。

出所:MINKABU PRESS

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