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【市況】株価指数先物【昼のコメント】利益確定の動きが出ているものの、押し目買い意欲は強い


 日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の2万6810円(-0.11%)前後で推移している。指数寄与度の大きいファーストリテイリング <9983> の下落が重荷となり、日経225先物の寄り付きは2万6810円とシカゴ先物清算値(2万6825円)を下回って始まった。現物の寄り付き後は東京エレクトロン <8035> など値がさハイテク株の一角がけん引する形で2万6850円まで戻す場面がみられたが、TOPIX型への買いが優勢となるなかで前場半ばには2万6710円まで下げ幅を広げている。ただし、利益確定の動きが出ているものの押し目買い意欲は強く、下値の堅さが意識されている。

 前引けのTOPIXは0.28%の上昇となり、後場は日銀のETF買い入れはない。TOPIXの強さからNT倍率は先物中心限月で一時15.04まで低下しており、チャート上で支持線として意識されていた5日移動平均線を下回ってきている。ここから一段の低下もしくは反転などを見極めるところであろう。ただし、グローベックスの米株先物はNYダウが小安く推移する一方でナスダック100先物は小幅に上昇して推移している。来週のメジャーSQを前に積極的なポジションを取りに行く動きは限られそうだが、短期的なスプレッド狙いとして、NT倍率の反転を想定したNTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)でのトレードが意識されよう。

 また、SQを控えて先物市場では今後ロールオーバー中心の売買となろうが、オプションでは2万8000円コールの取引が増えてきている。足元では2万7000円接近で利益確定の動きがみられているが、先高期待は強いであろう。そのため、調整する場面においては押し目買い狙いで対応したいところである。

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