市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:GMO-FG、日立金、栄研化

日立金 <日足> 「株探」多機能チャートより
■GMO-FG <4051>  16,920円  +1,880 円 (+12.5%)  11:30現在
 GMOフィナンシャルゲート<4051>が急反騰している。独立系資産運用会社であるティー・ロウ・プライスの日本法人が19日付で関東財務局に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出。報告書によると、ティー・ロウ・プライス・ジャパンの同社株式保有比率は5.24%となり、新たに5%を超えたことが判明した。これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。なお、保有目的は純投資で、報告義務発生日は11月13日となっている。

■日立金属 <5486>  1,528円  +131 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 日立金属<5486>は大量の買い注文が入りカイ気配スタートとなり寄り付き段階で123円高の1520円に買われる人気となった。同社の親会社である日立製作所<6501>が、同社株の売却に向けて入札手続きに入ったと日本経済新聞が伝えている。売却先にはベインキャピタルやコールバーグ・クラビス・ロバーツなど複数の米大手投資ファンドが応札を検討しているとされ、資本移動への思惑が株価を強く刺激している。日立の再編戦略の一環で、日立金のもつ強みは日立グループの成長戦略からは外れるとの経営判断だが、高級金属材で実績が高く、環境分野にも展開力を持つ同社株への引き合いは強いと思われる。

■栄研化学 <4549>  1,943円  +113 円 (+6.2%)  11:30現在
 栄研化学<4549>が大幅高で4日ぶりに反発している。19日の取引終了後、海外展開を進めているLAMP法を用いた新型コロナウイルス検出試薬について、CEマーク認証を取得したと発表しており、これが好感されている。今回のCEマーク認証取得により、EU加盟国で体外診断薬としての販売が可能となる。また、インドではパートナー企業のアガッペ・ダイアグノスティクス社へ試薬原料の供給を開始しており、アガッペ社が新型コロナウイルス検出試薬キットとして既に11月10日に発売しているという。

■キユーピー <2809>  2,342円  +122 円 (+5.5%)  11:30現在
 キユーピー<2809>が大幅高で4日ぶりに反発している。19日の取引終了後、20年11月期の連結業績予想について、営業利益を240億円から275億円(前期比14.2%減)へ、純利益を77億円から107億円(同42.8%減)へ上方修正したことが好感されている。依然として業務用向け商品を中心に厳しい環境が続く見通しであるものの、コスト低減の取り組みを強化したことに加えて、海外での利益回復が予想を上回る見込みであることが要因としている。なお、売上高5300億円(同2.9%減)は従来見通しを据え置いた。

■サムティ <3244>  1,815円  +56 円 (+3.2%)  11:30現在
 サムティ<3244>は全体軟調相場に逆行高、約3週間にわたり1700円台のもみ合いを続けているが、足もと満を持して上放れる気配だ。首都圏や関西エリアを地盤に投資家向け中古マンション再生など不動産流動化ビジネスを主力に業績を伸ばしている。19日取引終了後、20年11月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画では153億円から169億円のレンジ予想としていたが、今回167億円(前期比9%増)見通しに修正、ほぼ上限に近い形での着地となり、これを評価する形で投資資金が流入した。なお、営業利益は連続最高益更新となる。株価指標面でもPER7倍前後と割安感が強く水準訂正期待の買いを集めている。

■大和証券リビ <8986>  89,700円  -6,600 円 (-6.9%)  11:30現在
 19日に決算を発表。「今期経常は13%減益へ」が嫌気された。
 大和証券リビング投資法人 <8986> [東証R] が11月19日大引け後(15:20)に決算を発表。20年9月期の経常利益は前の期比54.4%増の50.3億円に拡大したが、21年3月期は前期比12.5%減の44億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒大和証券リビの詳しい業績推移表を見る

■BASE <4477>  9,310円  -600 円 (-6.1%)  11:30現在
 BASE<4477>が安い。19日の取引終了後、運営するネットショップ作成サービス「BASE」が、Direct Tech(東京都港区)とインフルエンサーのネットビジネス支援を目的に協業を開始したと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。今回の協業は、YouTubeやInstagramなどのSNSを使用して、自身のファッションやライフスタイルを発信するインフルエンサーのインターネットを活用したビジネス活性化支援を目的としたもの。来春をメドにDirect Techが提供するインフルエンサーをトータルプロデュースするD2Cプラットフォーム「インフルエンサーD2Cラボ」との具体的な取り組みを開始するとしている。

■ウェルビー <6556>  1,493円  -72 円 (-4.6%)  11:30現在
 ウェルビー<6556>が安い。同社は19日取引終了後、東証本則市場への市場変更を申請したことを明らかにするとともに、株式売り出しの実施を発表した。この日は株式売り出しに伴う需給悪化を警戒する売りが先行している。同社社長の大田誠氏などが365万株を売り出す。同時に上限54万7500株のオーバーアロットメントによる売り出しも実施する。売出価格は11月30日から12月2日のいずれかの日に決定する。なお、今期配当は、従来予想から50銭増の年15円(前期比6円20銭増)とすることも公表している。

■リード <6982>  429円  +80 円 (+22.9%) ストップ高   11:30現在
 リード<6982>がストップ高の429円に買われている。きょう付けの日刊工業新聞で「自動車用外装部品で熱に伴う収縮変化を防ぐアニール処理を行わず品質を維持できる技術を確立した」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、材料メーカーと開発した収縮変化に強い材料を用いて工程を短縮し、部品費を15~30%削減するという。また、21年度中にも適用部品の量産を始める予定で、主要顧客であるSUBARU<7270>に納入する予定としている。

■アルファクス <3814>  990円  +97 円 (+10.9%)  11:30現在
 アルファクス・フード・システム<3814>が5連騰している。午前10時30分ごろ、18日の日経MJ(流通新聞)に1面カラー広告を掲載したと発表しており、これが好材料視されている。同社は例年、この時期に1面広告を掲載し、飲食業界に対して自動発注の必要性や人手不足対策などをキーワードに、製品やサービスを紹介。今年は新型コロナウイルスや深刻化する人手不足の影響もあり、非接触・衛生面・働き方など「ニューノーマルな時代」にどう対応していくかをテーマに、AI(ロボット)と2つの特許技術(自動発注・追加オーダー可能な完全非接触セルフレジ「セルフショット」)を柱に紙面を作成。掲載後、自動発注システムや自律歩行型配膳AIロボットを中心に例年以上の問い合せがあったとしている。

■シキボウ <3109>  1,102円  +94 円 (+9.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 シキボウ<3109>が急伸。同社は19日取引終了後、抗ウイルス加工「フルテクト」の新型コロナウイルスに対する効果を確認したことを発表、これを材料視する形で投資資金が集中した。フルテクトについては、同社が今年4月10日付でコロナウイルスに対して抗ウイルス効果があるとの試験結果が得られたことを開示していたが、今回は新たに日本繊維製品品質技術センターによる抗ウイルス性試験の結果、新型コロナウイルスに対しての効果が確認されたという。

■ブレインパッド <3655>  3,985円  +190 円 (+5.0%)  11:30現在
 ブレインパッド<3655>が4日ぶりに反発している。19日の取引終了後、伊藤忠商事<8001>とデータを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進で資本・業務提携すると発表しており、これが好材料視されている。ブレインPは18年から伊藤忠とDX推進のためのデータ活用事例の創出とそのための基盤・体制構築に着手しており、現在は伊藤忠グループの各現場で、サプライチェーン関連のデータを活用した発注・在庫・物流の最適化や、店舗などの消費者接点の強化といったデータ活用の実用化が進展。今回、その体制を更に強化するために資本・業務提携するという。なお、資本提携により、伊藤忠はブレインP株22万3000株(発行済み株式数の3.00%)を取得する予定だ。

■不動テトラ <1813>  1,655円  +71 円 (+4.5%)  11:30現在
 不動テトラ<1813>が反発している。エフィッシモ キャピタル マネージメントが19日の取引終了後に財務省に提出した大量保有報告書で、エフィッシモの同社株式保有割合が5.85%となり、新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑が働いているようだ。保有目的は純投資。なお、報告義務発生日は11月13日としている。

■アクセル <6730>  812円  +25 円 (+3.2%)  11:30現在
 アクセル<6730>が続伸。19日の取引終了後、上限を50万株(発行済み株数の4.46%)、または3億9350万円とする自社株を20日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表。今朝、41万4400株(総額3億2613万2800円)を取得した。資本効率の向上及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的としている。

■AMBITION <3300>  899円  +26 円 (+3.0%)  11:30現在
 AMBITION<3300>は4日ぶりに反発している。19日の取引終了後、不動産投資クラウドファンディングサービス「A funding」の4号案件の募集を11月20日に開始すると発表しており、これが好材料視されている。「A funding」は、不動産特定共同事業法に基づく不動産投資型のクラウドファンディングサービスで、20年1月にスタート。オンラインで1口1万円から不動産投資を始めることができ、不動産投資のハードルを下げることで気軽に投資ができるのが特徴となっている。

●ストップ高銘柄
 日本金属 <5491>  884円  +150 円 (+20.4%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均