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【市況】13日の株式相場見通し=反落、新型コロナ感染拡大受け利益確定売り

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京株式市場は、前日の欧米株安を受け目先利益確定の売り圧力が表面化し日経平均株価は9日ぶりに反落することになりそうだ。米国株市場では新型コロナウイルスの感染者数の拡大が加速していることによる経済への影響を懸念して、景気敏感株を中心に売り込まれ、NYダウは大幅反落した。これを受けて東京市場でもリスク回避の流れが想定される。国内でも新型コロナウイルスの新規感染者数は過去最多を記録するなどで一部医療体制に支障をきたし始めており、投資マインドにも少なからぬ影響を与えそうだ。ただ、欧米株よりは相対的に下値抵抗力を発揮する可能性もある。個別銘柄は相対的にグロース株が強さを発揮しやすく、マスクや消毒液など防疫関連株などへの注目度も高まる公算が大きい。きょうは、オプションSQ算出に絡み全体売買代金は通常よりも膨らむ見通し。

 12日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比317ドル46セント安の2万9080ドル17セントと続落。ナスダック総合株価指数は同76.842ポイント安の1万1709.589だった。

 日程面では、きょうは株価指数オプション11月物SQ算出日。海外では11月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)、10月の米卸売物価指数(PPI)など。

出所:MINKABU PRESS

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