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【市況】東証障害で前場の取引中止、午前11時30分現在も復旧見通し立たず

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 名実ともに10月相場入りとなった1日の東京株式市場だが、朝方に東証で配信システムに障害が発生し、全銘柄の売買を停止する異例の事態となった。前引け時点(午前11時30分現在)でも復旧のメドが立っていない状態。2005年11月1日、メリルリンチ日本証券の誤操作によってコンピュータプログラムに支障が生じ、全上場銘柄の取引が停止したことがある。その時は午後1時30分から取引を開始した。

 今回は現時点で原因不明ながら、サイバー攻撃の可能性は否定されている。指値注文を出していた個人投資家からは当然ながら取り消し注文などが相次ぐ形になったもようだが、これについては証券会社で取り消しが間に合う分については対応できているものの、「朝方取引開始前に出されたものなどについて時間的に対応できないものも多い状況」(国内中堅証券)という。

 なお、寄り付きに日経平均が前日比19銭安の2万3184円93銭で値がついていることについては日本化薬<4272>とソフトバンク<9434>の日経225銘柄入れ替えに伴い除数が変化したことが反映されたもの。

出所:MINKABU PRESS

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