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【市況】米国株見通し:買い継続に期待、製造業回復なら買いを後押し

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(15時30分現在)
S&P500先物      3,348.88(-30.52)
ナスダック100先物  11,130.88(-124.12)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は200ドル安。アジアや欧州の株安も波及し、今晩の米株式市場は売りが先行しそうだ。


16日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pとナスダックは下げに転じたが、ダウは4日続伸で36ドル高の28032ドルで取引を終えた。一方、注目の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利は据え置き。また、新型コロナウイルス感染の打撃を抑えるため2023年中は実質ゼロ金利政策を維持する方針を示し、それを好感した買いが強まり指数が大きく押し上げられる場面もあった。ただ、引けにかけて買いは一巡し、ダウの上昇は小幅にとどまった。


本日も買い継続が期待される。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はFOMC後の記者会見で追加緩和を示唆せず、一段の緩和を期待した買いを抑制する見通し。ただ、ハト派姿勢を背景に株高基調は維持されよう。また、トランプ政権による追加経済対策の与野党合意に思惑も広がり、株買いを支援。一方、今晩発表の経済指標は強弱まちまちと予想される。そのうち、NY連銀製造業景気指数(15日)が予想外に強含み、フィラデルフィア連銀製造業景況指数がそれに続けば、製造業の回復を見込んだ買いを後押ししそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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