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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ノムラシス、大興電子、イマジニア

ノムラシス <日足> 「株探」多機能チャートより
■ノムラシス <3940>  456円  +43 円 (+10.4%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ノムラシステムコーポレーション<3940>が大幅高。独SAPのERPソフトを中心とした戦略的なシステム導入コンサルティングを行う。菅新首相はデジタル庁の創設などデジタル行政を加速させる方針を示しており、民間及び官庁のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を担うシステム開発関連株が買いを集めている。また、新型コロナ感染症の拡大を契機に、付加価値の高い業務にマンパワーをシフトしてルーティーンワークについてはRPAで自動化していくという企業のニーズが顕在化する方向にあり、RPAやビッグデータなど次世代分野での受注開拓に力を入れる同社に注目が集まっている。

■ヴィス <5071>  715円  +55 円 (+8.3%)  本日終値
 ヴィス<5071>は反発。16日の取引終了後、東証が同社株を17日売買分から貸借銘柄に選定すると発表したことが材料視されたようだ。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加すると発表しており、流動性の向上による売買活発化を期待する買いが先行したもよう。

■大興電子通信 <8023>  633円  +33 円 (+5.5%)  本日終値
 大興電子通信<8023>が後場急伸。同社とデジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>はきょう、日鉄ソリューションズ<2327>と電子契約クラウド「CONTRACTHUB(コントラクトハブ)@absonne(アブソンヌ)」の販売でパートナー契約を結んだと発表した。大興電子とDITは、顧客に代わってCONTRACTHUBの導入から運用・維持までの一連の作業を代行するアウトソーシング型のサービス「DD-CONNECT(ディ・ディ・コネクト)」の販売を10月から開始する予定。リモートワークの推進が企業の課題となっているなか、3社は顧客の負荷なくスピーディーに対外契約の電子化を実現するとしている。

■イマジニア <4644>  1,322円  +58 円 (+4.6%)  本日終値
 イマジニア<4644>が後場に入って切り返しに転じた。きょう昼ごろ、サンエックスの人気キャラクター「すみっコぐらし」初のスマートフォン向け農園ゲームとして開発中の「すみっコぐらし 農園つくるんです」について、17日から中国本土を除く全世界で事前登録を開始すると発表しており、これを好感する買いが向かったようだ。サービス開始は10月下旬の予定としている。

■NTTDイン <3850>  3,075円  +87 円 (+2.9%)  本日終値
 エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850>は続伸。16日の取引終了後、同社が提供するシステム共通基盤「intra-mart」のBPM(業務プロセス)機能とRPAの作業を連携させる「ロボポータル」を、住友林業<1911>子会社の住友林業情報システムと共同開発したことを発表しており、これが好感された。イントラマトは、17年からRPA活用に知見の高い住友林業情報システムと「人とRPAの共存」の課題解決に取り組み、解決策をカタチにする共同開発に至ったという。「ロボポータル」は、人とRPAの作業をシームレスにつなぎ、業務の始まりから終わりまでのプロセスを円滑にすることで、業務全般の効率化・自動化を実現することが期待される。住友林業情報システムでは、既に実業務での運用を開始している。今後イントラマトでは、同ソリューションを皮切りに、「RPA高度化導入支援サービス」として提供することで、同様の課題解決に取り組むとしている。

■パラカ <4809>  1,764円  +38 円 (+2.2%)  本日終値
 パラカ<4809>が反発。同社はきょう、駐車場運営事業と不動産事業の相乗効果を生かした事業拡大に向け、東急リバブル(東京都渋谷区)と業務提携したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。この提携で、東急リバブルが持つ不動産情報を駐車場事業用地としてパラカに提供するとともに、パラカは自社や自社と接点を持つ不動産オーナーが保有する不動産に対して、東急リバブルが資産入れ替えの支援や最適な有効活用策を提供するとしている。

■アルファクス <3814>  688円  +8 円 (+1.2%)  本日終値
 アルファクス・フード・システム<3814>が3日ぶりに反発。16日の取引終了後、加森観光グループ(北海道札幌市)傘下の札幌テイネゴルフ倶楽部のレストランに自律走行配膳AIロボット「サービスショット」を試験導入されたと発表しており、これが材料視された。今回、サービスショットは準備期間と工事が不要、料理収納の清潔感、配膳ロボット活用の多様性などが評価され採用されたとしている。配膳ロボットは新型コロナ禍の対策・非接触を踏まえたホール業務の効率化とウィズ・コロナへのアプローチなどで、全国から導入の相談があり、ニーズが増えているという。

■アルプス物流 <9055>  789円  +9 円 (+1.2%)  本日終値
 アルプス物流<9055>が8日ぶり反発。16日の取引終了後、21年3月期上期(4~9月)の連結経常利益を従来予想の9億円(前年同期比53.7%減)から12億5000万円(同35.7%減)へ増額修正すると発表しており、これが好感されたようだ。電子部品物流事業で生産性向上や固定費削減などを進めたことに加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で宅配ビジネスが想定以上に好調だったことも上振れの要因となる。なお、通期の経常利益は従来予想の31億円(前期は38億8600万円)を据え置いた。

■Nuts <7612>  6円  -24 円 (-80.0%)  本日終値
 Nuts<7612>は急落している。同社は16日の取引終了後、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたと発表しており、これが嫌気されている。負債総額は約5億1000万円。これを受け、東京証券取引所は同社株を10月3日付で上場廃止にすると発表し、9月16日から10月2日まで整理銘柄に指定した。

■メディアリンクス <6659>  562円  -33 円 (-5.6%)  本日終値
 メディアリンクス<6659>は大幅安で5日続落。16日の取引終了後、東証と日証金が17日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化すると発表しており、これが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)から70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)から70%(うち現金を40%)に引き上げた。

●ストップ高銘柄
 ウインテスト <6721>  301円  +80 円 (+36.2%) ストップ高   本日終値
 ワタベウェディング <4696>  342円  +80 円 (+30.5%) ストップ高   本日終値
 ダントーHD <5337>  426円  +80 円 (+23.1%) ストップ高   本日終値
 エムケイシステム <3910>  1,046円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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