【特集】「巣ごもり」関連が4位、コロナ禍でも業績成長トレンドまっしぐら<注目テーマ>
ファイズHD <日足> 「株探」多機能チャートより
1 2020年のIPO
2 デジタルトランスフォーメーション
3 5G
4 巣ごもり
5 2019年のIPO
6 ゲーム関連
7 コロナウイルス
8 eコマース
9 サイバーセキュリティ
10 金
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「巣ごもり」が4位となっている。
新型コロナウイルスの感染拡大を警戒して外出自粛の動きが顕著となり、個人消費は大きく落ち込んだ。前日発表された20年4~6月期の実質GDPは前期比年率で27.8%の過去最悪の落ち込みとなったが、そのなかGDPの5割以上を占める個人消費の落ち込みについては事前の市場コンセンサスも下回った。旅行や外食などが空前の低水準となっている。
しかし、消費すべてが極度に冷え込んでいるというわけではない。一方では今の在宅環境をプラス要素として取り込み、収益機会を高めている消費関連銘柄もある。人々の生活でいわゆる「巣ごもり」という形態が恒常化するなか、物品を購入する際にはネット通販が活用され、レジャーでは家庭内で楽しめるゲーム関連の需要が高まる。また、食事も内食志向となることでスーパーの食品売り上げが拡大、また、外食に代わって宅配ニーズなども強く喚起されている。
関連銘柄としては、ネット通販市場の拡大で商品の倉庫管理や配送業務などを手掛けるファイズホールディングス<9325>やSGホールディングス<9143>、丸和運輸機関<9090>。ゲーム関連では任天堂<7974>を筆頭に、ソニー<6758>、カプコン<9697>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>など。食材関連ではオイシックス・ラ・大地<3182>。食品スーパーでスーパーバリュー<3094>、宅配でライドオンエクスプレスホールディングス<6082>。動画配信でJストリーム<4308>などが注目される。
出所:MINKABU PRESS