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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

イメージワン <日足> 「株探」多機能チャートより

■イメージワン <2667>  488円 (+80円、+19.6%) ストップ高

 イメージ ワン <2667> [JQ]がストップ高。4日の取引終了後、東京都から医薬品卸売販売業の許可を取得したと発表。近日中にPCR検査試薬と抗体検査キットの取り扱いを予定しており、これが好感された。なお、同件による20年9月期業績への影響は現在精査中としている。

■ヤマックス <5285>  511円 (+80円、+18.6%) ストップ高

 ヤマックス <5285> [JQ]がストップ高の511円に買われた。5日10時30分ごろ、21年3月期連結業績予想について、売上高を170億円から175億6000万円(前期比7.9%増)へ、営業利益を4億3000万円から5億8000万円(同40.6%増)へ、純利益を2億7000万円から3億7000万円(同63.0%増)へ上方修正したことが好感された。主力の土木用セメント製品が、九州地区及び東北地区の復旧・復興工事向けに需要が継続していることなどを受けて、第1四半期(4-6月)決算が、売上高41億800万円(前年同期比19.0%増)、営業利益1億4500万円(同4.4倍)、純利益1億100万円(同5.4倍)と想定を上回るペースで堅調だったことが要因としている。

■ヤマシン―F <6240>  1,090円 (+150円、+16.0%) ストップ高

 東証1部の上昇率2位。ヤマシンフィルタ <6240> がストップ高に買われた。4日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を130億円から150億円(前期比18.4%増)へ、営業利益を5億9000万円から12億3000万円(同58.2%増)へ、純利益を3億4000万円から7億9000万円(同29.9%増)へ上方修正したことが好感された。同社では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスク需要増大に対応するため、独自技術である合成高分子系ナノファイバーを活用したマスク並びに取替用インナーシートを製品化し5月から販売を開始し、9月以降はドラッグストアチェーンなどに対して本格的な量産供給が開始される見通しとなったことが要因。また、主力の建機用フィルタも中国系建機メーカーへの標準品採用が着実に進捗し、第2四半期以降業績回復が見込まれることが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高28億5800万円(前年同期比4.3%増)、営業損益9800万円の赤字(前年同期1億1700万円の黒字)、最終損益8200万円の赤字(同6100万円の黒字)だった。

■タクマ <6013>  1,649円 (+160円、+10.8%)

 東証1部の上昇率8位。タクマ <6013> が3日続急騰。5日午後2時ごろに発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高322億8900万円(前年同期比22.9%増)、営業利益22億1700万円(同75.8%増)、純利益18億7000万円(同3.0倍)と大幅な増収増益となったことが好感された。主力の国内環境・エネルギー事業でごみ処理プラントのDBO事業(建設・運営事業)を含む新設工事2件、基幹改良工事1件を受注したほか、受注済みプラントの建設工事が順調に進捗したことが牽引役となった。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高1350億円(前期比0.4%増)、営業利益108億円(同12.5%増)、純利益84億円(同12.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■良品計画 <7453>  1,473円 (+125円、+9.3%)

 良品計画 <7453> が続急伸。4日取引終了後に発表した7月度の月次概況で、直営既存店売上高が前年同月比10.5%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要が継続しており、キッチン用品、収納用品、化粧品、マスク、カレーの販売が伸びたほか、プラスチックごみ削減を目指して月初に始めた水ボトルの販売と給水サービスも好評だったという。なお、全店売上高は同18.9%増だった。

■五洋建 <1893>  615円 (+48円、+8.5%)

 五洋建設 <1893> が3日続急伸。4日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算は、売上高1148億200万円(前年同期比20.7%減)、営業利益81億8000万円(同0.6%減)、純利益59億5300万円(同0.6%増)と営業減益で着地したものの、上期計画に対する営業利益の進捗率が65%と順調なことが好感された。国内建築事業が減少したことに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響で一部海外工事が中断したことが響いた。また、国内土木事業や海外建設事業の工事収支改善により売上総利益は増益となったが、6月にシンガポールの設備工事会社を子会社化した際の経費を計上したため、営業利益は微減益となった。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高4930億円(前期比14.1%減)、営業利益275億円(同17.1%減)、純利益185億円(同20.8%減)の従来見通しを据え置いている。

■JCU <4975>  3,505円 (+230円、+7.0%)

 JCU <4975> が3日続急伸し、年初来高値を更新。4日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高49億2100万円(前年同期比2.7%増)、営業利益13億7700万円(同7.7%増)、純利益9億7200万円(同7.1%増)と増収増益となったことが好感された。中国向けに5G基地局に使用されるアンテナ用プリント基板や、5G対応の監視カメラ用プリント基板の需要が増加したほか、台湾向けに高機能電子デバイス向けプリント基板やサーバー向け半導体パッケージ基板が増加し、主力のメッキ薬品が伸長したことが牽引役となった。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高220億円(前期比1.4%減)、営業利益64億円(同1.6%増)、純利益44億5000万円(同0.8%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、上限を40万株(発行済み株数の1.51%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は20年8月5日から21年2月28日までで、機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■日清食HD <2897>  10,350円 (+600円、+6.2%)

 日清食品ホールディングス <2897> が3日続急伸、1万円台に乗せ上場来高値を更新した。5日午後1時15分ごろに発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高1205億6100万円(前年同期比13.9%増)、営業利益174億5200万円(同2.0倍)、純利益120億9500万円(同2.1倍)と大幅増益となったことが好感された。平時の需要に加えて、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた外出自粛による需要増でカップめん類、袋めん類が売り上げを伸ばし業績を牽引した。関西工場稼働に伴う減価償却費の増加や物流費の上昇などがあったものの、増収効果に加えて広告費、促進費などの投入時期を見直したことによる費用の減少などで吸収した。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高4860億円(前期比3.7%増)、営業利益435億円(同5.4%増)、純利益305億円(同4.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■住友鉱 <5713>  3,390円 (+184円、+5.7%)

 住友金属鉱山 <5713> が急反発。SPDRゴールド・シェア <1326> [東証E]や金価格連動型上場投資信託 <1328> [東証E]、WisdomTree 金上場投資信託 <1672> [東証E]といった金価格に連動するETFも上昇しており、金関連銘柄に買い資金が流入した。4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は前日比34.7ドル高の1トロイオンス=2021.0ドルに上昇。終値ベースでは、初の2000ドル台に乗せた。米長期金利が低下しドル安が進むなか、金に対する買い姿勢が高まった。レバノンの首都ベイルートで大規模な爆発が発生したことも、地政学リスクの高まりが警戒され金価格の上昇要因となったようだ。

■日本光電 <6849>  3,845円 (+205円、+5.6%)

 日本光電工業 <6849> が急反発。4日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益が15億8100万円の黒字(前年同期は2600万円の赤字)に浮上しており、これが好感された。国内は営業・サービス活動の自粛や検査・手術の延期が影響し減収となったものの、海外では新型コロナウイルス感染症患者の増加で生体情報モニターや人工呼吸器の需要が急増し、売上高は前年並みを確保した。自社製品の販売増加などで売上高構成が良化したことに加え、旅費交通費などの販管費が減少したことも増益に大きく貢献した。

■トランスコス <9715>  3,105円 (+123円、+4.1%)

 トランス・コスモス <9715> が3連騰し、年初来高値を連日で更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が4日付で同社の投資判断「オーバーウェート(強気)」を継続し、目標株価を3000円から3600円に増額しており、これが材料視された。リポートでは、コロナ後のオフィス分散化や在宅勤務拡大などの社会変化はBPO市場にポジティブに働くと指摘。トランス・コスモスは同業他社比で営業利益率が低いことから利益率改善により、相対的には高い利益成長が可能なことを評価している。同証券では第1四半期の好決算を踏まえ、21年3月期通期の営業利益予想を115億円から128億円へ上方修正している。

■カネカ <4118>  2,649円 (+65円、+2.5%)

 カネカ <4118> が3日続伸。4日の取引終了後、子会社カネカ・ユーロジェンテック(ベルギー)が、アンジェス <4563> [東証M]や大阪大学などが共同で開発を進めている「プラスミドDNA製造技術を用いた新型コロナウイルス感染症向け予防用DNAワクチン」の製造体制に参画すると発表しており、これが好感された。同ワクチンの製造はタカラバイオ <4974> が中心となって担当するが、カネカ・ユーロジェンテックは中間体製造を請け負うという。中間体の製造にはこれまでも、AGC <5201> 子会社の米AGCバイオロジクスや塩野義製薬 <4507> 子会社のシオノギファーマが参画を表明している。

■タカラバイオ <4974>  2,962円 (+69円、+2.4%)

 タカラバイオ <4974> が反発。4日の取引終了後、21年3月期連結業績予想について、売上高を338億円から396億円(前期比14.6%増)へ、営業利益を45億円から65億円(同3.6%増)へ、純利益を26億円から40億円(同4.7%増)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス検査用のPCR関連製品やDNAワクチン関連の製造受託など、業績への寄与が期待できるアップサイドの要素を新たに業績予想に織り込んだ。また、同社は同日付で中国タスリー・バイオファーマシューティカルズ社に対する腫瘍溶解性ウイルスC-REVの中国における独占的な開発・製造・販売を許諾するライセンス契約を解約することで合意したと発表したが、この影響も盛り込んだという。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高69億3800万円(前年同期比19.8%減)、営業利益6億9300万円(同69.2%減)、純利益4億400万円(同74.6%減)だった。

■宝HLD <2531>  982円 (+22円、+2.3%)

 宝ホールディングス <2531> が3日続伸。4日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を2700億円から2758億円(前期比1.9%減)へ、営業利益を100億円から120億円(同24.2%減)へ、純利益を51億円から59億5200万円(同33.7%減)へ上方修正したことが好感された。タカラバイオ <4974> が4日の取引終了後、新型コロナウイルス検査用のPCR関連製品や、DNAワクチン関連の製造受託などによる業績への寄与などを織り込み、21年3月期業績予想の上方修正を発表しており、この影響を考慮したという。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高653億7800万円(前年同期比2.9%減)、営業利益19億3200万円(同45.5%減)、純利益11億5600万円(同41.3%減)だった。

■フジミインコ <5384>  3,820円 (+75円、+2.0%)

 フジミインコーポレーテッド <5384> が3日続伸。株価は前日比7.7%高の4035円まで上値を伸ばし、上場来高値を更新した。4日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高104億3500万円(前年同期比15.4%増)、経常利益22億8300万円(同62.6%増)に拡大しており、これが好材料視された。データセンターやパソコン向けなど半導体需要が拡大するなか、最先端半導体デバイス向けCMP(化学的機械的研磨)用研磨材 やシリコンウエハー向け研磨材の販売が大きく伸びた。また、製品構成の良化で採算が向上したことも利益を押し上げた。併せて、未定としていた上期(4-9月)業績予想は、売上高200億円(前年同期比5.9%増)、経常利益36億5000万円(同22.7%増)に伸びる見通しとし、上期配当は50円(前年同期は40円)実施する方針を示した。

■デジアーツ <2326>  9,620円 (+160円、+1.7%)

 デジタルアーツ <2326> が3日続伸。岩井コスモ証券は4日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を9000円から1万1000円に引き上げた。第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比17.2%増の4億8500万円と好調。テレワークの増加がセキュリティーソフトに対する需要を押し上げた。また、第2四半期以降は学校の生徒に1人1台の学習用パソコンやネットワーク環境を整備する「GIGAスクール構想」が前倒しで行われることでセキュリティーソフトの収益が押し上げられることも予想している。21年3月期の同利益は前期比52.5%増の35億5000万円、22年3月期の同利益は今期推定比で約21%増の43億円と連続2ケタ増益を予想している。

■大正薬HD <4581>  6,200円 (+70円、+1.1%)

 大正製薬ホールディングス <4581> が3日続伸。5日午後0時30分ごろに発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高750億2300万円(前年同期比24.5%増)、営業利益93億8900万円(同12.8%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。ハウザン社(ベトナム)やUPSA社(フランス)の連結子会社化により、海外セルフメディケーション事業が急拡大したことが牽引役となった。また、医薬事業で骨粗鬆症 治療剤「エディロール」、2型糖尿病治療剤「ルセフィ」、骨粗鬆症治療剤「ボンビバ」などが伸長したことも寄与した。最終利益はハウザン社の子会社化に伴う段階取得差益がなくなったため、60億6400万円(同44.9%減)となった。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高2895億円(前期比0.3%増)、営業利益200億円(同5.4%減)、最終利益130億円(同35.6%減)の従来見通しを据え置いている。

※5日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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