【材料】<動意株・3日>(前引け)=すららネット、santec、テクノスJ
すららネット <日足> 「株探」多機能チャートより
santec<6777>=ストップ高。7月31日の取引終了後、21年3月期上期(4~9月)の連結経常利益が9億3000万円(前年同期比2倍)になりそうだと発表。従来予想の4億8000万円(同5.3%増)から大幅上方修正となり、これが好感されている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で一部製品に出荷の延伸要請があるものの、光部品や波長可変光源の販売数量が想定以上に伸び、売上高が計画を大幅に上回ることが寄与。好採算製品の販売増加に加え、コロナ禍で旅費交通費や広告宣伝費などが減少することも利益を押し上げる。併せて、通期の同利益を従来予想の10億2000万円(前期比0.3%減)から12億円(同17.3%増)へ増額修正した。通期予想は新型コロナウイルスや米中貿易摩擦の長期化リスクを慎重に判断したという。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)の同利益は前年同期比2.7倍の6億1700万円だった。
テクノスジャパン<3666>=再び25日線上抜ける。同社はERPソフトの導入支援ビジネスを手掛け、世界屈指のソフトウエア企業である独SAP製を中心に顧客獲得を進めている。顧客情報を統合・一元管理する顧客管理システム(CRM)の構築で優位性を持ち、ERPとCRMを連携してサプライチェーンの効率化を実現するプラットフォームでも新境地を開拓中で、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連の有力株としてマーケットの視線も熱い。前週末7月31日取引終了後に発表した20年4~6月期決算は営業利益が前年同期比54%増の2億6000万円と大幅な伸びを達成、これを手掛かり材料に買いを呼び込んでいる。
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出所:MINKABU PRESS