【特集】「SaaS」が18位にランク、テレワーク普及による利用拡大で根強い人気<注目テーマ>
テラスカイ <日足> 「株探」多機能チャートより
1 デジタルトランスフォーメーション
2 半導体
3 テレワーク
4 コロナウイルス
5 5G
6 水害対策
7 グローバルニッチ
8 人工知能
9 半導体製造装置
10 国土強靱化
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「SaaS」が18位と根強い人気を保っている。
SaaS(サース)はソフトウェアをクラウド上で利用する形態の一つ。新型コロナウイルス感染症の影響で、中小企業でもテレワーク の導入や会議・打ち合わせのオンライン化などが進みつつあり、こうしたビジネスのさまざまなシーンでSaaSの利用が広がっている。それに伴い、関連企業のビジネスチャンスも拡大している。
もともとSaaSは、業務の効率化につながることから注目されていた。日本生産性本部によると、2018年の日本の時間当たり労働生産性(就業1時間当たり付加価値)は46.8ドルで、OECD(経済協力開発機構)加盟36カ国中21位だった。主要先進7カ国の中では1970年以降、最下位の状況が続いている。
労働生産性を高めるには、労働時間の短縮につながる仕組みの導入が必要だが、SaaSはこうした課題の解決につながるものとしても注目されていた。テレワークの普及で、これに拍車がかかると期待されており、これがテーマとしての根強い人気につながっているといえる。
この日は、AWSなどのクラウド導入支援を行うテラスカイ<3915>が大幅高しているほか、フィルタリングソフトのデジタルアーツ<2326>、企業向けビジネスデータサービスを展開するユーザベース<3966>などが上昇している。
出所:MINKABU PRESS