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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

カーブスHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■カーブスHD <7085>  505円 (-51円、-9.2%)

 東証1部の下落率7位。カーブスホールディングス <7085> が急反落。13日の取引終了後、未定としていた20年8月期の連結業績予想について、売上高244億5000万円(前期比12.8%減)、営業利益7億円(同87.1%減)、純利益3億8200万円(同89.7%減)と大幅減益を見込み、年間配当を4円(前期49円)としたことが嫌気された。休会会員の会員復帰が進んでいることから休会を除いた会員数は増加する見込みだが、新規会員募集はしばらく低調に推移する見込みであることに加え、出店数も当初予想から減少を見込んでいるため、期末会員数は第3四半期対比で減少すると予想。このため、ロイヤルティー収入の本格的な回復には時間を要することに加えて、更に戦略的投資としてオンライン体操教室の本格事業化のために開発費用4億円強を見込んでいるという。なお、同時に発表した第3四半期累計(19年9月-20年5月)決算は、売上高195億5900万円、営業利益17億2800万円、純利益11億2200万円だった。

■ラクトJ <3139>  3,315円 (-325円、-8.9%)

 東証1部の下落率8位。ラクト・ジャパン <3139> が急反落。同社は13日大引け後に決算を発表。20年11月期第2四半期累計(19年12月-20年5月)の連結経常利益は前年同期比14.5%増の14.3億円に伸びたが、通期計画の30億円に対する進捗率は47.8%となり、5年平均の47.4%とほぼ同水準だった。

■ドトル日レス <3087>  1,520円 (-144円、-8.7%)

 東証1部の下落率9位。ドトール・日レスホールディングス <3087> が6日続落。同社は13日大引け後に決算を発表。21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は22.6億円の赤字(前年同期は30.6億円の黒字)に転落した。同時に、従来34円を計画していた期末一括配当を未定に変更した。

■タマホーム <1419>  1,144円 (-101円、-8.1%)

 タマホーム <1419> が急反落。13日の取引終了後に発表した21年5月期連結業績予想で、売上高1950億円(前期比6.8%減)、営業利益75億円(同24.0%減)、純利益40億円(同21.7%減)と大幅減益を見込み、年間配当を前期比10円減の60円を予定していることが嫌気された。住宅事業で、消費税増税後の反動減により20年5月期の受注が伸び悩んだことから、引き渡し棟数の減少を見込むほか、不動産事業では20年5月期に計上した東京都大田区の販売用不動産の反動や、オフィス区分所有権販売事業における期末在庫高が減少していることなどから減収減益を見込む。なお、20年5月期決算は、売上高2092億700万円(前の期比12.0%増)、営業利益98億7300万円(同34.0%増)、純利益51億900万円(同29.9%増)だった。

■サカタタネ <1377>  3,075円 (-240円、-7.2%)

 サカタのタネ <1377> が急反落。13日の取引終了後に発表した21年5月期連結業績予想で、売上高617億円(前期比0.1%増)、営業利益60億円(同19.8%減)、純利益44億円(同27.8%減)と大幅営業減益を見込んでいることが嫌気された。 新型コロナウイルス感染症の影響などで国内卸売事業と小売事業の減収を見込む一方、海外卸売事業は、中国向けニンジン種子の販売時期の変更に伴う売り上げ寄与や、北中米での復調などを見込み増収を予想しており、全体では横ばい圏を予想。ただ、本社の基幹システム更新費用と持続的な研究開発への費用増加のため、営業利益は減益を余儀なくされる見通しだ。なお、20年5月期決算は、売上高616億6700万円(前の期比1.7%増)、営業利益74億8200万円(同3.1%減)、純利益60億9400万円(同11.1%減)だった。

■チェンジ <3962>  7,880円 (-220円、-2.7%)

 チェンジ <3962> が続落。14日正午ごろ、8月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したが反応は限定的だった。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。

■国際石開帝石 <1605>  622.4円 (-11.9円、-1.9%)

 国際石油開発帝石 <1605> が反落。13日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の8月限が前週末比0.45ドル安の1バレル=40.10ドルに下落。米カリフォルニア州でレストランの屋内営業を再び停止することが発表されるなど、新型コロナウイルスの影響が懸念されたほか、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどで構成される「OPECプラス」による協調減産が縮小されることへの警戒感が強まった。これによる原油安を受け、国際石開帝石も軟調に推移しした。

■日経レバ <1570>  19,490円 (-300円、-1.5%)

 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]が反落。日経平均連動型のETFで変動率が2倍に設定されており、ここ米国株市場主導で全体相場のボラティリティが高まるなか、個人投資家など短期資金の売り買いが活発だ。注目されるのは信用取組で、直近データで信用残は売り買いともに口数を増やすなか、信用倍率1.20倍とがっぷり四つの状況。また日証金は売り長で逆日歩がついている。全体相場がここから軟化するとみている投資家が多いことを物語っている。

■東エレク <8035>  28,845円 (-425円、-1.5%)

 東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> 、レーザーテック <6920> など半導体製造装置関連株が売り優勢の展開。13日の米国株市場では新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念でハイテク株にも利益確定売り圧力が強まり、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続落となった。ここ急速に回復傾向にあった半導体メモリー市況にやや減速感が確認されていることもあって、関連銘柄には目先利食いの動きを誘発した。ただ押し目買いも観測され、下げは比較的小幅にとどまった銘柄が多い。

※14日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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