【特集】「バイオテクノロジー」関連が16位、米株市場で治療薬やワクチン開発期待高まる<注目テーマ>
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
1 デジタルトランスフォーメーション
2 テレワーク
3 半導体
4 水害対策
5 グローバルニッチ
6 5G
7 有機EL部材・部品
8 コロナウイルス
9 半導体製造装置関連
10 人工知能
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「バイオテクノロジー関連」が16位となっている。
世界的に新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない。米国ではカリフォルニア州で店内飲食や映画館の営業を再び禁止するなど経済活動を止める動きが一部で出ている。一方、新型コロナ治療薬やワクチン開発に対する期待も日増しに高まっており、米株市場では治療薬やワクチン開発に関する報道に一喜一憂する展開で、全体株価に与える影響も大きくなっている。
日本でも都内での感染者数が再び増勢となるなど警戒モードが続くなか、治療薬に絡むバイオ関連株は日替わりで動意含みとなる銘柄が相次ぐ。ワクチンが早期に開発されれば、経済活動正常化に向けた動きに拍車がかかり、株式市場にとっても強力な追い風となることは、日米に限らず世界中のマーケットで言えることだ。
関連銘柄としては新型コロナのワクチン開発を手掛けるアンジェス<4563>が一時2500円近くまで株価を急騰させ人気の中心軸となっていたが、ここにきて上昇の勢いが止まり、1600~1700円台で売り買いを交錯させている。このほか、アンジェス同様に株価を大きく変貌させたテラ<2191>やプレシジョン・システム・サイエンス<7707>なども株価は調整局面にある。
代わってここ急速人気化の動きとなっているのがリボミック<4591>で、同社は新型コロナ治療薬の開発を目的とするアプタマー創薬研究に取り組んでおり、今後の展開に期待が寄せられている。
このほか、DNAチップ研究所<2397>、スリー・ディー・マトリックス<7777>、コスモ・バイオ<3386>、リプロセル<4978>、ナノキャリア<4571>、セルシード<7776>、オンコセラピー・サイエンス<4564>、メディネット<2370>などもマークしておきたい。
出所:MINKABU PRESS