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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 7月12日版

NYダウ、日経平均は年末へ向けて大幅高の可能性を残した
1.今週のNYダウ、1営業日の変動幅が700ドル以上になる可能性を残す
 以前より、 NYダウの月ごとの変動傾向、下げる、上げる場面での典型的な値動きのパターン、押し目をつけた後の上げ幅が大きくなりやすい、などいろいろ述べ的ましたが、その内容はその週だけに当てはまる動きではありません。
 前週の本欄では、押し目をつけて戻り高値を目指す場面では、戻り高値へ到達するまでの期間で、大陽線をつける動き(本年の場合、1営業日の高値から安値までの値幅が700ドル幅以上の動き)が表れる可能性があると書きました。前週はそのような動きは表れませんでしたが、今週、もうそんな動きにならないというわけではありません。
 今週も強気の展開になる場合、6月8日の高値2万7580ドルへ到達するまでの動きの中で、1営業日の変動幅が700ドル以上になる日が表れる可能性があります。
 注意しておきたいポイントは、時間の経過とともに少しずつ値動きがずれていくことです。
 1カ月の変動幅が2000ドル程度になっている年で、ある月の月中での変動幅が500ドルだった場合、その地点から月末までの期間は、残りの1500ドル幅を上下どちらかへ向かうことで取りにいくと推測できます。
 そのように見ると、変動幅が500ドルで変わらず、日柄だけが経過して、月末に近づくと、残された日柄が短くなりますが、変動幅に変化がないので、月末へ向けて価格の動く速度が速くなるという予測の仕方になります。
 値動きの予測は、毎年繰り返される典型的なパターンに沿った展開になることを基準にして、そこからのずれを見ていきます。
 その年の毎月の値動きが2000円幅以上あるにもかかわらず、その月だけ、特別に500円幅の変化で終わるかもしれないという見方にはなりません。特別を作り出す材料を事前に知っている以外、特別など考える必要はありません。特別な状態は結果でしかわからないものなので、あとで特別だったとわかれば、特別を作った理由から、次の展開を推測すればよいだけです。
 10日で1500円幅の動きが残されていると推測していて、その動きが表れなかったとしても、想定していた値幅の利益が得られないというだけで、大きな損失になるわけではありません。動かないという結果を確認して、次の値動きを組み立て直すことができれば、その予測は、その時々の状況をより深く理解した上での読みになり、前の月よりも精度の高いものになる可能性があります。
 未来を見るときに当たり外れなどありません。時間の経過とともに状況が正確に把握できるようになるだけです。
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