【市況】東京株式(前引け)=続伸、先物主導で上値追い継続も売買代金は低調
日経平均 <1分足> 売買代金 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、朝方は売り買い交錯のなか若干買い優勢で始まったが、その後は徐々に買いが厚みを増し、日経平均は上げ幅を次第に広げる展開となった。先物主導のインデックス買いに加え、主力の半導体関連株に買いが入り、全体相場を押し上げる形となった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は強いものの、アジア株市場が総じて強い動きでこれを横目に投資マネーが流入した。東証1部全体の8割強の銘柄が上昇した。ただ、全体売買代金は低調で前引け時点で8000億円台にとどまっている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が大商いで高く、東京エレクトロン<8035>も活況高。ファーストリテイリング<9983>も1000円を超える上昇をみせた。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、レーザーテック<6920>なども高い。ネクステージ<3186>、ペッパーフードサービス<3053>、ディー・エル・イー<3686>などが急騰した。半面、中外製薬<4519>が冴えず、シマノ<7309>が軟調、塩野義製薬<4507>も売りに押された。クラウディアホールディングス<3607>が急落、エスプール<2471>なども大きく下げた。
出所:MINKABU PRESS