【特集】ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (23)好業績銘柄からテンバガー候補をピックアップしよう!
好業績銘柄は投資家に注目されるのを待っている
◆大復活銘柄、「成長新ステージ」入りの期待も
「今期【最高益更新】銘柄」の3つめの項目が、「最高益"大復活"銘柄リスト」です。このリストは今期の経常利益が数年ぶりに過去最高益を更新する見通しを示している銘柄に注目しています(図4参照)。
常に業績が成長し続ける企業もありますが、正直そのような企業は割合としては稀な存在で、良い時もあれば悪い時もあるのが普通です。ただ、苦労している時に将来を見通して新商品を開発するなどの努力を続けていれば、業績はしっかりとついてくるものです。そうした企業を「時価総額が10億円以上」かつ「5期ぶり以上に経常最高益を更新の見通し」の条件で絞り込みを行ってくれます。
数年ぶりに最高益を更新してくる企業は、その最高益更新の間隔期間が長いほど利益成長が長期にわたって停滞していたことを示しています。そんな企業が再び最高益を奪還するということは、新製品開発や構造改革などで利益成長が復活した企業といえます。なかには企業革新を遂げ、新たな成長ステージに足を踏み入れている"ビッグチェンジ"の候補銘柄があるかもしれません。
図4 経常利益の最高益更新【間隔期数】ランキング
今回は経常利益の最高益更新にスポットライトをあてた「今期【最高益更新】銘柄」をご紹介しました。これらは利益成長においてマーケットの先頭に位置するグループといえます。なかには魅力的でも、株価は高すぎて手を出しにくいという銘柄もあるかもしれません。
ただ、企業がどんなに経営努力を行っても、コロナショックなどのようにどうしても避けることができない経済危機は数年、あるいは十年に一度といったタイミングで訪れます。そうした場合には業績不振に陥り、株価が一時的に低迷することもあるでしょう。しかし、好調な業績をもたらしてきた実力(商品・サービスの強み)が損なわれていなければ、株価が下落するタイミングを待ち構えて狙っている投資家が数多くいることも事実です。
足元の景気や目先の株価の動きに、つい流されてしまわないように、テクニカル指標を活用するなどして、好業績銘柄の安いところを狙いたいですね。
次回も、グローバルナビにある「銘柄探検」のその他の項目について解説していきます。
株探ニュース
横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)
◆大復活銘柄、「成長新ステージ」入りの期待も
「今期【最高益更新】銘柄」の3つめの項目が、「最高益"大復活"銘柄リスト」です。このリストは今期の経常利益が数年ぶりに過去最高益を更新する見通しを示している銘柄に注目しています(図4参照)。
常に業績が成長し続ける企業もありますが、正直そのような企業は割合としては稀な存在で、良い時もあれば悪い時もあるのが普通です。ただ、苦労している時に将来を見通して新商品を開発するなどの努力を続けていれば、業績はしっかりとついてくるものです。そうした企業を「時価総額が10億円以上」かつ「5期ぶり以上に経常最高益を更新の見通し」の条件で絞り込みを行ってくれます。
数年ぶりに最高益を更新してくる企業は、その最高益更新の間隔期間が長いほど利益成長が長期にわたって停滞していたことを示しています。そんな企業が再び最高益を奪還するということは、新製品開発や構造改革などで利益成長が復活した企業といえます。なかには企業革新を遂げ、新たな成長ステージに足を踏み入れている"ビッグチェンジ"の候補銘柄があるかもしれません。
図4 経常利益の最高益更新【間隔期数】ランキング
今回は経常利益の最高益更新にスポットライトをあてた「今期【最高益更新】銘柄」をご紹介しました。これらは利益成長においてマーケットの先頭に位置するグループといえます。なかには魅力的でも、株価は高すぎて手を出しにくいという銘柄もあるかもしれません。
ただ、企業がどんなに経営努力を行っても、コロナショックなどのようにどうしても避けることができない経済危機は数年、あるいは十年に一度といったタイミングで訪れます。そうした場合には業績不振に陥り、株価が一時的に低迷することもあるでしょう。しかし、好調な業績をもたらしてきた実力(商品・サービスの強み)が損なわれていなければ、株価が下落するタイミングを待ち構えて狙っている投資家が数多くいることも事実です。
足元の景気や目先の株価の動きに、つい流されてしまわないように、テクニカル指標を活用するなどして、好業績銘柄の安いところを狙いたいですね。
次回も、グローバルナビにある「銘柄探検」のその他の項目について解説していきます。
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