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【市況】23日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で反発、貴州マオタイ上場来高値

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

23日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.35ポイント(0.18%)高の2970.62ポイントと反発している(上海A株指数は0.18%高の3113.70ポイント)。

貿易問題を巡る米中対立の警戒感がやや薄らぐ流れ。米政府高官が通商協議についてネガティブな発言をした事態に反応し、トランプ米大統領は「中国との通商合意は全く損なわれていない」とツイッターに投稿している。米メディアは日本時間23日午前、「ナバロ米大統領補佐官が新型コロナウイルスを巡る中国の対応を猛烈に非難し、通商協議は『終わった』とインタビューに答えた」と報道。指数は急速に下げ幅を広げる場面がみられたものの、トランプ氏の投稿、ナバロ氏の報道内容否定で程なく買戻しが入った。

もっとも、上値は限定的。本土市場は今週25日と26日、端午節で休場となることもあり、買い手控えムードも漂っている。また、連休中の新型コロナウイルス感染拡大も警戒される状況だ。北京市で発生したクラスター発生に関しては、専門家が集団感染は収束に近づいているとの見解を示しているものの、22日の新規感染者は前日から増加している。

業種別では、消費関連の上げが目立つ。なかでも、高級白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)は2.5%高の1474.50人民元に上昇し、連日で上場来高値を更新した。時価総額は本土上場株トップに躍り出ている。医薬品株も高い。CRO(医薬品開発業務受託機関)で中国トップの薬明康徳(603259/SH)が3.7%上昇した。上場来高値を連日で切り上げている。このほかメディア関連株、公益株、ハイテク株、証券株の一角なども買われた。

半面、インフラ関連株は安い。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が3.7%、セメントの華新水泥(600801/SH)が2.0%ずつ下落した。不動産株、運輸株、自動車株、銀行・保険株の一角も売られている。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.36ポイント(0.17%)安の213.45ポイント、深センB株指数が4.82ポイント(0.56%)高の873.49ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)

《FA》

 提供:フィスコ

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