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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):東エレク、TIS、古河電池

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより
■東京エレクトロン <8035>  25,540円  +455 円 (+1.8%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連株に買いが優勢となった。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が最高値を更新した。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日ぶりに反発し終値で1983.361まで買われ、2000大台復帰を目前とすると同時に今月10日につけた最高値2004.660の更新を視野に入れる段階にある。米アップルがパソコンに自社開発のCPUを搭載することを発表、約15年ぶりのインテル製からの切り替えということもあって、半導体関連株全般の株価刺激材料として注目された。

■TIS <3626>  2,240円  +23 円 (+1.0%)  本日終値
 TIS<3626>が反発。22日の取引終了後、総務省の20年度統一QR「JPQR」普及事業で、WEB受付システムの構築を支援したと発表しており、これが好材料視された。同システムは、総務省が経済産業省と連携して実施する、キャッシュレス推進協議会が策定した決済用統一QRコード・バーコード(JPQR)の普及に向けた実証事業で、インターネットから加盟店申し込みを受け付けるシステム。一度のデータ登録で複数の決済事業者に対して一括で審査依頼から審査完了までの申請管理を実現し、これにより、加盟店は複数の事業者へ個別で申請をすることなく、効率的にQR決済を導入することが可能になるとしている。

■ロート製薬 <4527>  3,450円  +20 円 (+0.6%)  本日終値
 ロート製薬<4527>が反発。午後2時ごろ、新型コロナウイルス感染症による重症肺炎を対象とした他家間葉系幹細胞を用いた再生医療の企業治験の計画を進めていると発表しており、これが好材料視された。現在、新型コロナ感染症は約2割が重症化し、重症化には感染者の免疫細胞がウイルスと戦うために作るサイトカインが制御不能となって放出され続ける「サイトカインストーム」と呼ばれる現象が関わっているといわれており、新型コロナウイルスそのものの排除だけではなく、サイトカインストーム状態に対する治療が必要と考えられている。その治療法の一つとして、間葉系幹細胞を用いた治療が世界中で試されているが、同社が治験に用いる「ADR‐001」は、原材料の調達から生産までを国内で行う製剤。他家間葉系幹細胞を用いた新型コロナ重症肺炎に対する治験に国産の製剤を用いるのは初めてのことという。

■古河電池 <6937>  1,429円  -108 円 (-7.0%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 古河電池<6937>が大幅安で4日続落。東京証券取引所が22日の取引終了後、同社株の信用取引を使った売買について、23日から規制措置を実施すると発表したことが警戒された。東証では、信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とするという。また、日本証券金融も22日、同社株の貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を、23日から50%(うち現金20%)にすると発表している。

■フォーバルR <9423>  169円  +50 円 (+42.0%) ストップ高   本日終値
 フォーバル・リアルストレート<9423>に投資資金が集中、50円高はストップ高でカイ気配に張り付いている。同社はオフィス移転支援や内装工事を行っているが、テレワーク導入が進む一方で、企業のオフィスにも人が戻ってきており、稼働人数に合わせた移転や改装などの需要が同社に追い風となる。特に、ウィズコロナの環境下で飛沫・接触感染防止目的で間仕切りの導入や抗菌ソリューションへのニーズが高まっていることはポイントとなる。独自技術でウイルスを無力化する同社のオフィスまるごと抗菌サービス「デルフィーノ」への引き合いが活発化するとの思惑が株価を強く刺激している。

■ディー・ディー・エス <3782>  308円  +53 円 (+20.8%)  本日終値
 ディー・ディー・エス<3782>がカイ気配スタートで大幅高。同社は指紋など生体認証機器でトップクラスの実力を持ち、人工知能(AI)分野に力を入れている。企業のテレワーク導入加速の動きに対応して新認証アルゴリズムなどを活用したセキュリティーソリューションでも実績が高い。そうしたなか、22日取引終了後、万能認証基盤Themisに教育機関の教職員と児童生徒を対象とした「Themis スクールパック」を商品化し、同日から提供開始することを発表、これを材料視する買いを呼び込む格好となった。

■ANAP <3189>  1,033円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 ANAP<3189>はストップ高の1033円に買われた。22日の取引終了後、子会社ANAPラボが人工知能(AI)を活用して解析し、自動的に人物画像/動画を切り抜くシステム「Lab pick(ラボピック)」を開発したと発表しており、これが好感された。同システムは、ファッションアイテムを含む人物画像や動画から、人物とファッションアイテムを抽出し、背景の境界線を自動的に切り出すAIシステム。従来のシステムは、ファッションアイテムのみの抽出だったが、新システムは人物も含めた抽出が可能となり、また静止画のみならず動画まで対応させ使用範囲を拡充したのが特徴。これにより、雑誌、新聞紙面の作成時やECサイトで使用する画像背景の変更などで必須となる画像編集の際のトリミング作業をAIで自動化できるようになり、作業効率を大幅に向上させるとしている。

■京都きもの友禅 <7615>  292円  +42 円 (+16.8%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 京都きもの友禅<7615>が急伸し一時、ストップ高の330円に買われた。22日の取引終了後、インターネットを通じた和装関連事業(EC事業)を7月に開始すると発表したことが好感された。同社が行うEC事業は、自社サイトを構築しサービスを行うものと、大手ショッピングモールへの出店を通じサービスを展開する予定で、自社サイトは販売を中心にする一方、モールへの出店は販売とレンタルの両方を提供する。また、店舗とECの相互送客の仕組みの構築を模索し、顧客の利便性の向上を図るとしている。

■中村超硬 <6166>  1,061円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 中村超硬<6166>はストップ高の1061円に買われた。東京証券取引所が22日の取引終了後、同社株を上場廃止にかかる猶予期間入り銘柄から解除すると発表したことが好感された。19年3月期に債務超過となったことで猶予期間入り銘柄となっていたが、20年3月期に債務超過を解消したことで解除したとしている。

■ITbook <1447>  799円  +100 円 (+14.3%) ストップ高   本日終値
 ITbookホールディングス<1447>が上昇加速、6連騰できょうはストップ高に買われる人気となった。ITコンサルティングやシステム開発、人材派遣のほか、地盤調査・改良事業などを展開し、官公庁案件で実績が高い。政府が普及に本腰を入れるマイナンバー普及促進の関連有力株に位置づけられる。政府はマイナンバー制度活用による行政のデジタル化推進に取り組んでおり、運転免許証など国家資格証のデジタル化やマイナンバーカードとの一体化を検討し、年内にも工程表を策定することが報じられている。マイナンバー制度の活用が広がることは同社にとっても大きな商機となる。株式需給面では直近、外資系経由で空売り残が急増しており、買い戻し誘発による踏み上げ相場の色彩も帯びている。

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